『リトルキャプテン』 42 〜ちっぽけな僕の壮大なストーリー〜
「チリン!」店のドアが開いた。メアリーとその男は少し慌てて入り口を見た。「こんにちはー!」キャンディーをくわえたリックだった。「お店空いてるね、メアリーさん」「いらっしゃいリック、何にする?」「チョコレートパフェ!あ、このキャンディもう舐め終わるから大丈夫だよ。ハハ」リックはコーヒーを飲んでる男をチラっと見て、男から少し離れた席に座った。「チリン!」また客が来た。今度はマーク兄弟だった。「珍しいわね、この時間にみんな集まるなんて」メアリーが言った。「あれ?メアリーさん聞いて