大学院生、お金のあれこれについて

4月に博士後期課程に入学したものの、新型コロナウイルス感染拡大防止と緊急事態宣言の発令によって、大学は登校禁止、バイトも休業になりました。

当初は、「めっちゃ時間できたし、勉強したり学振や奨学金の書類作ったり出来るし頑張るか~。」と気楽に考えてました。ただ、想像よりも書類作成にゴタゴタしたり、将来に不安を覚えるようなことがありました。その備忘録として、ここ2週間くらいの様子をまとめてみたいと思います。


①奨学金の申請について

うちの大学は4/8に教員と学生の登校が禁止になり、諸手続は全て郵送かメールで行われるようになりました。(電話対応は原則無し。)

良かった点・・・登校禁止になっても、手続きが出来る。わざわざ電車に乗らなくてよい。

問題点・・・お金がかかる(印刷代、郵送代)。郵送のため締切が実質短くなる。(うちの大学は学内締切の延長などは無かった。)

コピー機があれば…!と何度も思いました。願書や必要書類、全部コンビニプリントだったので、大学で印刷出来るありがたみが分かりました。お金も地味にかかるし、わざわざ外に出ないといけなかったので、面倒くさかったです。

正直奨学金については、大学HPの情報が更新されるのが遅かったり(学内締切1週間前)、そもそも更新されてもシステムの問題なのか、HPの最新情報として表示されなかったりして(ずっと更新日が変わらないので、情報が埋もれていく。)、申請以前に大変な思いもしました。

(ページに書いてた締切の他に、添付のPDFファイル開いたら、申請登録が必要でその締切がとっくに過ぎてたってこともあった。)

上記のトラブルには全て対応していただけて、本当に助かりました。事務の方はこんな状況でも出勤して慣れないなか対応していただいているのに、やっぱりこんなこと書くのも何だかな…とは思っています。私自身は事務に対して憤ってますが、別に他の方にも怒ってほしくて書いてるわけではないので、各々ライフハックとして活用してもらえればと思います。

私から言えるのは「たとえ、更新日が過去のものでも更新されている可能性があるからまめにHPはチェックしようね」ってことと、「締切が先だとしても、添付ファイルに別の締切が書いてあるかもしれないから一番初めに全部チェックしようね」ってことくらいです。



②授業料減免の基準変更について

今年度から「高等教育修学支援新制度」が始まり、一部の人は給付奨学金と授業料免除の支援が受けられるようになりました。こうやって、お金がなくても学校に行ける手段があるのは本当によいことだと思います。

しかし、この制度、大学院生は【対象外】となっています。昨年の秋頃にはこの制度に関連して、「授業料免除制度が大学院生には適用されなくなるのではないか」と話題になっていました。私も学部時代から授業料をありがたいことに全額免除してもらっていたので、このときはかなり焦りました。

結局、文科省としては現行の授業料免除制度も維持されるとのことで、一安心したのを覚えています。

しかし、4月に初めてオンラインで開催された新入生オリエンテーションで言われたのは、

「弊学の大学院生の授業料免除制度は半額免除が基本となる。」

ということでした。上記の「高等教育修学支援新制度」との予算の兼ね合いにより、大学院の授業料免除枠が削減されたためです。

すでに私は3月に、2020年度前期の授業料免除申請を終えていましたが、免除の基準が変更になったことは全く知りませんでした。

基準の変更によって、これまでと同様の免除額にならないことに、正直すごく戸惑っていると同時に、どうしてそのような重要事項をきちんと説明してくれなかったのかと、大学に思う部分もあります。もちろん、予算を削減されたなかで、半額免除を基準に出来たこと自体、学生にとってありがたいことなのかもしれません。ただ、これまで全額免除の枠があった以上、この枠は少なくなるor無くなりますと入学前の免除申請時に一言添えておくことは出来なかったのでしょうか。


今は、奨学金(民間含む)と授業料免除の結果を待ちながら、自宅にこもりきりの日々です。読み返して恨み言ばっかりになってしまったのを反省しつつ、筆をおこうと思います。


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