見出し画像

かつてない異常事態。モロッコ人の悲痛な叫び声が響いた夜、新型コロナ終息の兆しを見た。

新型コロナ最新情報

遂にモロッコでは、国内・国際線全ての航空便、民間及び公共交通機関が全てストップした。

食品系の商店と医療系以外の店、カフェはもちろんモスクや競技場など人の集まる場所は全て、一週間前から閉鎖している。

そして新たに発令されたのが、《外出時には必ず外出許可証を携帯すること》というルールだ。

許可証不携帯の場合、300~1300Dh(約3,400~14,600円)の罰金及び1~3ヶ月間の刑務所行きにするという。

食料品に関しては備蓄がまだまだあるので当面は大丈夫なのだが、明らかにここ数日間運動不足なのと、鶏を買いに行けないのが辛い。

早く外出許可証をGETしたい!

悲痛な叫び

さらに、衛生緊急事態&自宅隔離の発令が4月20日まで延長されるとの発表があった。

ほんと嫌になる。

いよいよ、と言う感じだ。

夜の22時半、宿で一通り作業を終えて晩御飯を食べていると、突然次々と外から人々の叫び声が聞こえてきた。

よく耳を澄ませると、「アッラーアクバル(アッラーは偉大なり)」と言っているのがわかる。

一刻も早いコロナの終息を願う人々の祈りなのか、

それとも政治家や活動家に対しての不満をぶちまけているのか、

悲痛な叫びがシャウエン中に響き渡った。

新型コロナ終息の兆しか

今回の新型コロナの恐ろしいところは、この騒ぎや感染者拡大がいつまで続くのか全く不透明なところに尽きる。

インフルエンザの様に、温かいと感染しないとわかっていればまだしも、それもまだ確実とは言えないそうだ。

ただ感染拡大が止まらない以上、国境も、大人数の集まる施設やイベントも、全部一旦閉鎖した方がいい。

世界各国でそうした政策が執られているが、中でも発展途上国はより苦しめられているだろう。

貧富の差は激しく、特に貧困層には“その日暮らし”の人も多い。

働かずして向こう一ヶ月間分の食費をどこから捻出するのか?

仕事を失い、自宅隔離が解除された後も途方に暮れることになるのでは?

コロナ感染以前に、リアルに“飢餓”が懸念されることから、先進国のように自宅隔離しようにもハードルが高いのだ。

にも関わらず、ここ数週間かなりのスピード感で且つ段階的にコロナ対策を進めているモロッコ政府は賢明である。

確かに自宅隔離は辛いけど、ことモロッコ国内においては、コロナ収束の兆しがすぐそこに見えている。

日本は・・・どうだ?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?