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損害保険のプロは、損害保険をどう選ぶの?

保険はなんにも入っていません、という方はかなり希少な方です。生命保険も何個も入っている方も珍しくありませんし、クルマを買ったら自賠責保険には必ず入りますし、大半の方は自動車保険=任意保険の認識でそれも申し込まれます。家を買えば火災保険、家を借りた場合でも火災保険にまず申し込まれます。

ところがその保険どんな内容ですか?と尋ねると皆さん適当です。まるっきり外れているわけではありませんが、そうではありません、となる答えがほとんどです。

内容がよくわからないことが悪いわけではありません。病気やケガで病院に行きますが、医者に「本日どうされました?」と聞かれ「風邪だと思います」「腹が痛いのです」と答えるでしょうが、詳細に症状や病名、どんな治療とクスリを求めるかまで言うそんな患者はまずいません。

よくわからないから、医者に診てもらうわけです。保険に関しても概ねそんな感じで、保険屋に委ねる方がほとんどです。最近はネットで色々調べてご自身で入る方もいらっしゃいます。ところが、どちらの場合でもそこには大きな落とし穴があります。

皆様からよく『どこの保険会社が一番いいですか?』と質問をされます。

日本には数十社の保険会社が存在し、ネットからの申し込みもできるようになりました。この質問をする方の気持ちはよくわかります。自分が契約している保険が適正なのか、他の人と比較して保険料が高いことが判明すれば、このような質問をしたくなるものです。

しかしこの質問は的外れではないものの本質をついた質問とも違います。例えば同じような名前の保険商品でも保険会社によって内容は様々です。保険会社の比較は、基本をおさえて初めて生きてきます。保険の基本をおさえずに保険会社を気にするのは、家を買う際に場所や間取りを決める前に家具やインテリアを考えるようなもので、順序が逆さまです。

まずは保険の基本を認識し、その上で保険会社や商品を選ぶと希望に沿った設計が実現できます。そういう意味では保険業界に身を置いていない方が、ご自身の意に沿った見直しをすることはほとんど不可能に近いでしょう。

なにより無数の保険商品が存在する中で、どれが自分に合うのかを探し出すことは容易ではありません。パンフレットやネット情報を見ても、めまいがするほど聞き慣れない言葉が書いてあり、保険証券を見ても理解出来ない単語と数字の羅列しかありません。

つまり保険の検討をするには自分でやるのではなく、信頼できる専門家の知恵を使うのが一番手っ取り早く、そして一番リスクが少ないと言えます。

なるほど!わかりました、では保険屋に相談してきます。ところが、その人が本当の保険の専門家かどうかはわかりません。保険屋なんだから専門家では?と思われたかもしれませんが、そんなことはありません。

保険屋を名乗る人自身がその保険の専門家ではない場合、必ずしもその方の判断が合っているとは限りません。どういうことかというと、その保険屋が本当のプロなのかどうかをよく見極めてください、ということです。

保険屋になるには資格が必要です。損害保険の資格、生命保険の資格、これは別物ですし、取り扱う商品によって例えば火災保険、自動車保険、と資格が必要になりますが、いずれにせよ誰でも簡単に取れる資格であるということです。

運転免許と同じで8割が一発合格される資格です。特に損害保険についてはカンニング試験です、PDFを見ながら受験するのでこんな資格になにか意味あるの?と思いますが...

ですから注意が必要です。保険相談をした相手が保険の専門家ではない場合、必ずしもその方の判断が合っているとは限りません。でもご安心ください、「自称専門家」と「本当のプロ、専門家」を見分ける簡単な方法をお教えします。

まず、損害保険屋はどんな人がなるかご存知です?

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