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銀行が倍返しでも施し返しでもしてくれるならいいけれど

お客様から、某銀行からこういう提案を受けたのですがこれどうでしょう?という相談を受けました。設計書を見せてもらいましたがそれがさっぱりなお話で。

余剰である資金を、銀行口座に寝かせておいてもムダなので保険に申し込みましょう。保険料は一括で全額払って、5年後に1.8%利息がつくので何もなかったらここで解約しましょう。

という勧誘ですが、なんだそりゃというお話。銀行の利息はないから保険で増やしましょうって銀行が言うかね、しかも100万円預けて、5年で18,000円の利益しか生まないという。

保険には年末控除もありますが、こちらの保険は年金と商品名にあるので年金保険控除かと思えば、介護医療保険扱いの商品。そういえば介護年金って商品名。つまり控除は期待できない。

この保険に5年ねかせて解約するなら、投資信託で5年間やるほうがマシかと思うが、銀行はそういう勧め方はしないのね。

よく考えてみたら、銀行の仕事は半沢直樹でおなじみ金を貸すことなのです。お客にお金を貸して、利息をもらってそれで儲ける。自分のお金を移動したり引き出したりするのに手数料を取る、それも銀行の儲けです。

銀行は金貸しですから、お客のお金を増やすことはそもそも仕事ではないのです。最近は投資信託や保険も売りますが、実は彼らにはそんな知識はありません。

口座残高がいっぱい入っている人には、どうですか?と声を掛けます。お客自ら相談窓口に来る人もいます。そもそも、銀行や郵便局→誰でも知っている保険会社→誰も知らない保険代理店の順序で信用度が大きく変わります。

ところが、現実はその逆です。私のような保険募集人は看板商売ができないから、相当真面目にやらないと売れません、看板に信用がないから選ばれません。

郵便局です!と緑の制服着てピンポンしたり、銀行の保険相談窓口に座っていたら、私は相当売れると思いますよ。というか、誰でも売れます。最近の金融機関の保険の不祥事やボッタクリ商品の提案は、そりゃ適当でも売れるわけですからそうなりますよ。

あなたはそれでもワンストップサービスなどというものを使いたいですか?


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