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子どもと大人が一緒に稽古をする素晴らしさ~柔道に真剣に取り組む同志~

 11月23日(水・祝)、マルワ・アリーナとちぎ(栃木市総合体育館)で子どもクラス&中高生・大人クラスの合同稽古を行いました。子どもと大人が一緒に稽古をするのは今回が初めてです。いつもとは違う環境の中で安全で楽しい稽古ができるかちょっとだけ心配でした。でも、参加された皆さんが、柔道精神をしっかり理解され、相手を思いやる優しい柔道を実践してくださったので、怪我もなく笑顔で稽古を終えることができました。
 当日行った実施内容は以下の通りです。

【実施内容】
・咲柔館五訓唱和
・自己紹介
・柔道歩き(すり足・つぎ足)
・オニごっこ(パックマンオニ・バナナオニ)
・体操
・アニマル歩きレース
・アニマル歩きボール当て
・受身
・投げ込み
・「三様の稽古」について学ぶ
・乱取り(1分半×6本)
・嘉納師範遺訓唱和
・ストレッチ
・整列


バナナオニ
アニマル歩きボール当て
投げ込み
親子で投げ込み
気持ちよく受けをしてくださる大人の方たち
熟練者の技・受身に感動
子どもと大人の乱取り
大人同士の乱取り

 皆さんの柔道歴は、1ヶ月から30年以上までと大きな幅があります。今回の稽古では、柔道経験が豊富な方たちが気持ちよく受け役をやってくださったお陰で楽しく安全な稽古を行うことができました。4歳から40代まで、世代を越えた柔道仲間が共に汗を流し、交流を深めることができたと思います。  

 大人になってから柔道を始められた女性の塾生様は、稽古後にこんな感想をおっしゃっていました。

 今回、黒帯の方々に指導もしていただき、本当に楽しかったし、なんだか嬉しい気持ちにもなりました。黒帯の方々は、優しいだけではなく、根っこの部分がしっかりとされていて、柔道に対する本気を感じました。
 今回参加して思った事があります。それは、「柔道を真剣に取り組む方々の志は皆同じ」ということです。立ち振る舞い、自己紹介で話された内容、全部ひっくるめて同じだと感じました。素晴らしいと思いました。柔道が、こんなに素晴らしい人を育成する競技だと以前は全く知りませんでした。きっと、世の中の多くの方も以前の私のようにこの事を知らないと思います。今日来られたお子さん達は小さい頃から柔道の素晴らしさを知ることができ、本当に良い経験をされていますね。
 咲柔館に通っている方々は、黒帯の方々を目標にこれからも頑張ると思います。何歳になってもこういう人になりたいという気持ちを大切にし、今日感じたことを自分のプラスにしたいと思います。
また、このような機会があればいいなと思いました。その時は、是非、参加させて下さい。

 黒帯の方々の技と心にふれ、自分もこうなりたいと憧れる。本当に素晴らしいことです。今回の稽古を通して、改めて柔道の魅力を感じ、新たな目標を作られたことを私もすごく嬉しく思います。

  

 稽古中、中高生や大人の方たちは、子どものお手本となる素晴らしい行動をとられていました。礼や挨拶を丁寧に行う、子どもの帯を締めてあげる、投げられた時は潔く受身をとる。こうした大人の姿を見たお子さん達は、「自分もこんな中高生、大人、柔道家になりたい。」と思ったのではないでしょうか。お子さん達は、いつも以上にきちんとした姿勢で稽古に臨んでいました。子どもは大人を映す鏡です。大人が良いお手本を見せることが、子どもにとって最も良い教育になります。
 中高生や大人の方たちにとっても、子ども達と柔道を通してふれ合うのは、楽しいひとときだったと思います。子どもも大人も笑顔になれる良い稽古ができ、本当に良かったです。
 最後になりますが、茨城県・東京都の道場からご見学(実際には沢山の受け)に来てくださった先生方、本当にありがとうございました。先生方と一緒に柔道ができたことは、塾生様、私にとって大切な財産となります。また、遊びに来てください。今回ご参加できなかった塾生様もいらっしゃるので、今後もこのよう稽古会をやりたいと思います。


「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」      
文武一道塾 咲柔館


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