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センスは知識からはじまる

センスは誰でも”手に入れられる”。

グッドデザインカンパニー代表の水野さんが伝えたいことは、センスとは天賦の才ではなく、知識を積み上げた先に生まれるものということ。

つまり、時間をかければ、誰でもセンスを手に入れられる。

ブライダルの仕事をしていたときに、ある上司が言っていた。

「起業や独立なんてセンスがある人でなければできない」と。

当時は、独立なんて考えていなかったし、「そうなんだろうな」としか思っていなかった。

ただ、今は違う。

というか、「センスがなければできない」という言葉を発することが、自らを狭い世界に閉じ込める呪いの言葉になっている。

もちろん「センスはなくてもできる。センスは作れるもの。」と人から言われても、最後は結局自分で気がつけるかどうか。

この本を手に取って読んでみて、自分の考えは間違っていないと気がついたし、自分次第で競争社会を生き抜くだけのセンスを身につけられると知った。

人は生きる上で常にバイアスと隣り合わせで生きている。

・変わりたくない
・長く続けたことを辞めると勿体無い
・今の自分の環境が最善と思い込みたい
・まだ始めるには早い
・もっと準備してからでないと 
……

「センス」という言葉を使う人は、自分への逃げ言葉として使っているのかなと感じた。

センスの良し悪しは、人それぞれで感覚的な部分がある。

数値化できない事象だ。

水野さんの言葉を借りると、「センスの良さとは、数値化できない事象を最適化する能力」だ。

例えば、ファッションの「おしゃれ」や「かわいい」は、人によって感じ方が違うし数値化できない。

しかし、ファッションのなかでも数値化できるものがある。

「日本で一番売れている服」や「一般的なTシャツの何倍もする高級品」「日本で一番知名度のある高級ブランド」など。

ただし、これら数値化できるものを身につけたとしても、おしゃれになるのか?可愛くなるのか?

いくらハイブランドの服を身につけたり持ったりしても、イコールおしゃれではないと誰しもが感じていることではないか。

センスとは、個人のパーソナリティやシーン、そのとき一緒にいる人などの要素によって、最適解を出すことで、「センスがいいね」となる。

とはいえ、数値で測れないからこそ、誰しもが「センス」に惑わされてしまっている。

センスを磨くには、とにかく「普通を知ること」が大切。普通を知るからこそ、良いと悪いの判断ができるようになり、自分で可能性を生み出せるようになる。

普通を知るとは、とにかく知識をつけること。

つまり知識の積み重ねからセンスは生まれる。

昔であれば、新たな発見や知識を身につけるのは、船に乗って大海原に繰り出す必要があり命をかける必要があった。

しかし、今ではほんのちょっとの勇気があれば、センスを磨くために広い知識やスキルを身につける行動ができる。

小さな世界でふんぞりかえるのではなく、視野を広くもち、さまざまな知見と体験を繰り返し積み上げながらセンスを磨いていきたい。

📗センスは知識からはじまる
✒️水野学

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