コーチングまとめ⑤「自分の長所を見つめ直す」

前回の宿題「自分にとっての当たり前は、どんな風に周りに貢献できているのか、人に聞く」を実践し、自分の中に小さな変化が生まれてきました。

自分の長所を見つめる

自分が人に貢献できている部分、長所を2,3人に聞いてみました。実際に、言われてみると拍子抜け、意外だったというのが感想です。ホントに「そんなこと?」という感じでした。

自分自身でもカフェにこもって、
「自分がこれまで褒められたこと」
「自分の好きなこと」
「自分で長所だと思うこと」
を書き出してみました。1時間~2時間くらいノートに向かって、自分を見つめ直すと意外とどんどん出てくるんですよ。そうする内に、自分は自分が求めているような人物になれていなくても他人から褒められていたり、貢献できているんだ、ということに気づきました。理想の自分になれなくても、今のままの自分でも価値がある、そう焦ることもないと少し自分の思い込みを緩めることができました。

「回復志向」持ちの自分は、とかく自分の不足部分に目を向けがちですが、今のままでも十分すごいんじゃないかと感じました。

「今がすごいということに気づけたら、あとはプラスアルファになる。どこにスタート地点を置くのかという違い。『今が足りていない』というところに置けば、マイナスからのスタートになるし、『今もすごい』というところに置けば、プラスからのスタートになる」

自分は、よく言われる成功者のような不運の生まれや悲劇が無いことをコンプレックスに感じていたんだと思います。だから、必要以上に自分を下に見たり、足りない部分を強調して、そういう人たちと並ぼうとしていたんじゃないかなぁと。変な話ですが、「自分も不運だ」と無理に思い込もうとしてたんだと思います。もちろん成功の条件は、「不運の生まれ」「悲劇」に依らないし、むしろマジョリティーだからこそできることもある。その意味のとおり、世の中は、マジョリティーだらけなんで、そういう人たちの気持ちを分かるのは、やはりマジョリティーに属していた人ですよね。

責任感のゆるめ方

今は仕事に余裕があるので、いろんな仕事を振ってほしいと思っていますが、一方で、仕事を中途半端にできないという気持ちもあり、「振ってもらっても対処できないかも・・・」という恐れもある。振ってもらっても、かえって、その人の手間を増やしたり、迷惑になるのではという気持ちもあるんです。

「自分の求めるレベルと相手の求めるレベルのギャップを知る。『責任感』持ちの人は、そもそもの最初のレベルがめちゃくちゃ高い(ちゃんとやらなきゃと思うから)。実際は、そこまでのクオリティは相手も求めていないのかもしれない。」 

作業の締切が近くなると、アタフタしてしまうのをなんとかしたいと常々思っています。自分だけの作業なら、自分の頑張り次第でなんとかなりますが、他の人も関わる仕事だと、その人たちの作業が遅れて、結局締切に間に合わなくなってしまうことが多々ありました。毎回気をつけても、アタフタしてしまいます。そういう時は、締切が遅れることによる問題が浮かんできて、「あれはどうなる」「これはどうなる」という思考が自分の足を止めてしまいます。

「その根底には『自分がこれだけやっているのに、周りはやってくれていない』という気持ちがあるのでは。まずは疑問に思うところから初めてみる。『本当にこんなに焦る必要があるのか』。相手に締切の延長を申し出たりしてみる。」

奥さんといる時のような人間になる

僕は、約束や締切を守れなかった時にどうなると思っているのか。それは、相手からの信頼が無くなったり、「こういうことを守れないやつなんだ」と思われてしまうと考えています。でも、それが『責任感』の思い込みなんだそう。

「『本当に、約束や締切を絶対守る奴じゃないと評価されないのか』を考えてみる」

そんな僕が目指すのは「いい加減な人」。実際、コーチとの話の中で気づいたのですが、僕は奥さんに対しては、かなりいい加減。しょっちゅう、お使いで頼まれたものを忘れるし、家でもだらだらしています。それは、奥さんは、そんな感じでも嫌ったりしないことを知っているから。仕事もそんな感じで、できたらいいな…でも、「それを知っている」という感覚が大事だと思います。知らないものは怖いものです。それは、どうなるか予測が付かないから。その怖れをなくすには、1歩踏み出して確かめてみるしかない。

まとめ

・今のままの自分でも、十分他者に貢献できているし、素晴らしい力を持っている
・「自分のまだまだ」は「相手にとっての十分」かもしれない
・誰かに対して、できているのなら、他の人に対してもできるポテンシャルを持っている

宿題

「自分の仕事や思いこみに疑問を持ち、緩めたやり方で仕事をしてみる」