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Netflix配信ドキュメンタリー|リーグ・オブ・レジェンドの原点

Netflixで配信中のドキュメンタリー「リーグ・オブ・レジェンドの原点」を視聴しました。日本でも一般に認知され始めた「eスポーツ」ですが、その草分け的存在とも言える「リーグ・オブ・レジェンド」(以下LOL)。

このドキュメンタリーではLOLがいかに生み出され、どのように世界中の人々を熱狂させていったのか、非常にわかりやすく映像化されていました。eスポーツとは何か、LOLとは何かを知りたい方にはこのドキュメンタリーがとてもおすすめなので、今回はそのポイントを書いてみようと思います。

基本プレイ無料が生み出した膨大なプレイヤー

まず、ドキュメンタリーの中で印象に残ったのが、LOLをいかにマネタイズするかという点における開発者の選択でした。ゲーム自体を有料にするのではなく基本プレイを無料とし、好みのキャラクターの購入や衣装を有料にすることで、世界中のユーザーのハードルを下げて利用を促しました。

さらに、武器ではなく衣装の購入を有料とすることで、あくまでも課金額によって優劣がつくのではなく、実力によって勝敗が決まるという世界観を守ることにも成功しています。

eスポーツとしての可能性を徹底追求

さらに、なぜLOLがeスポーツの代名詞のような存在となったのか。そこにはそもそもLOLをeスポーツとして世界展開し、地位を確立させるという開発チームの明確な戦略がありました。

もちろん、全てがうまくいった訳ではなかったことがドキュメンタリーでも触れられています。ですが、ゲームを視聴するということをスポーツ化し、多くの観衆をいかに熱狂させるか。徐々に規模が拡大していく過程は映像を見てるこちら側も熱くなるものがありました。

eスポーツに欠かせないプロプレイヤーの存在

そして、いまやLOLの世界に欠かすことのできないプロプレイヤーの存在。彼らはそもそもは単にゲームが好きで、LOLをプレイし続けていたら稼げてしまった、そんな一般のゲームプレイヤーでした。

そんな彼らがLOLによって世界中の人々に注目され、プロとして生きていくことのプラスの面と合わせて、完全実力主義の世界だからこその過酷な現実もドキュメンタリーの中ではフォーカスされていました。

LOLの世界観を彩る多彩なキャラクター(チャンピオン)

またドキュメンタリーの中で印象に残ったのが、各ユーザーが自分が愛するキャラクター(チャンピオン)がいるということでした。LOLは対戦がメインのため、キャラクターにはあまり重きが置かれていないのかと勝手に思い込んでいたのですが、

全く逆で、100を超えるキャラクターたちはそれぞれが親しまれていて、コスプレする人や、自分はどのキャラが好きなのかなど、LOLの世界観をキャラクターも作り出しているのだなと感じました。

自分も好みのキャラクターを見つけたいとさえ思いました。

ゲーム実況者や解説者も巻き込むエコシステム

eスポーツともつながるのですが、LOLをいかに興行的に成功させるのか、そこにはゲーム実況者や解説者なども含めた一つのエコシステムが生まれていました。

イベントでのゲームの場面ごとに解説する人はさながら将棋中継の解説者そのものでした。

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と、こんな感じでざっくり思いつくままにドキュメンタリーで印象に残った点を書かせていただきました。eスポーツやLOLに少しでも興味ある方にとってはとても楽しめるドキュメンタリーだと思いますので、ぜひご視聴いただければと思います。

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