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2019年3月の記事一覧

Attachment-愛着形成-: 5. 違いを受け入れ、認める力 (3)

初対面の人とポジティブに接することができる人間になるために必要ような経験は幼少期の保護者との関係性だと長く発達心理学の世界では言われている。

保護者は、父親でも祖父母でも誰でも愛着形成をもたらすことができるのだが、特に母親との愛着形成が影響を与えやすいということが知られている。

愛着形成の強さは、

**
1. 時間(どれだけ一緒に過ごすか)
2.質(どれだけ肯定的に接するか)**

の2

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人は無意識に遺伝子型の似た友人を選んでいる!!:5.違いを受け入れ、認める力(2)

価値観の近い人と人は交わりがちだが、もしかすると人が遺伝情報の異なった異性を無意識に嗅ぎ分けるように、友人間でも遺伝情報は影響を及ぼすのではないか?という仮説を立てた。

調べた結果、それは証明され済みの事象であった。人は無意識的に自分と遺伝子型が似た友人を選んでいた。そして、匂いで遺伝型の異なる異性を嗅ぎ分けているというように、友人間においても臭い(と免疫)を司る遺伝子は友人関係を形成するにあた

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5. 違いを受け入れ、認める力 (1)

このところ少々本筋から逸れた話が続いたようだ。本筋に話題を戻そう。

〜これまでのお話〜
「尊敬する力」をつけるには「人に興味を持ち理解する力」が必要ということであった。そして、その人の価値観を理解するためには「違いを受け入れ、認める力」がベースに必要だ、という結論であった。

いわゆる多様性を受け入れ認める力だ。

しかし、俺は人は自分と異なったものを生まれつき拒絶する性質のある生き物だと思う。

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