日本人は本当に寛容?親切?〜メディアを通じて見ているもの〜
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日本人は本当に寛容?親切?〜メディアを通じて見ているもの〜

22歳と11ヶ月。


この歳になって人生で初めて海外に来ました。

3歳から12歳まで英会話に通い、大学では第2外国語でスペイン語を専攻し、独学で韓国語を勉強。

いろんな言語に触れていて、普段から調子に乗って会話の中に外国語をぶち込んだりするにも関わらず、今まで海外に行ったことないと言うことを友達に揶揄されたり、自分でもネタにしていました。(笑)

そんな中で英語の会話力を高めるために大学卒業前の留学を決意し、選んだのはカナダの主要都市・バンクーバー。

カナダは移民の国で、特にバンクーバーはアメリカ以上に「人種の坩堝(るつぼ)」。本当にいろいろな人種が肌の色に関係なく同じ生活圏で共存共栄しています。(もちろんアジア人もめちゃくちゃいる。)

マリファナ(大麻)が合法ということで、少し怖いなという印象も抱いていたのですが、来てみると自分にとっては目新しいことばかりで不安以上にワクワクが大きくなりました。

もちろん危ないところもありますが(ヘイスティングストリートの一部など)、そういった場所を避けてさえいれば、北米の中でもトップレベルで治安がいい都市なので、とても安心して生活できます。

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こんなかんじでバンクーバーでの生活をスタートしました。

自分はワーホリではなく語学留学という形で滞在するので、バンクーバーの語学学校に通っています。

語学学校はバンクーバーのダウンタウンにある、「OHC Vancouver」というところに通っています。

また滞在場所はスカイトレインの「29th Avenue」駅の近くにある家のベースメントを借りました。

なのでダウンタウンにある学校へは、毎日電車を使って通っています。

授業が始まるのが9時からなので自分はいつも8時半前には家を出るようにしているのですが、その時間帯の電車はやっぱり混んでいます。まあ大きな都市なので電車の数も多いのですがそれでもこの時間帯はほとんどすべての上り電車が満員です。

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さて、カナダで生活をし始めてから十数日。ふと気になることがあります。

朝の混雑している時間帯にも関わらず、電車を待つ人が列になっていないのです。なので言ってしまえば先に待っている人がいたとしても、自分の前にちょうど運良くドアが来たらみんな我先にと乗ってしまいます。まあ朝は電車の数自体も多いので1,2本逃したくらいでは時間に差がありませんが、それでも待っている人よりも先に行くというのはあまり日本では起きないこと。

ただ私が驚いたのは列を作らないとか前から待っている人よりも先に電車に乗ってしまうということではなく、それに対して文句を言うどころか嫌な顔すらしないカナディアンたち。日本であればトラブルになりかねません。(ちなみに僕も来て間もない頃だけはイラッとしてしまっていました笑)

そういった光景をみて僕はカナディアンの寛容さを感じたと同時に、「日本人は本当に寛容な民族と言えるのか?」という疑問が出てきました。

日本のテレビでは「世界から、日本人は寛容だと言われています。」といっていますが果たして本当にそうでしょうか。まあ列を作る作らないに関しては周りに合わせる日本人の国民性というか文化的なものもあるのでこれだけをみて「日本人は不寛容だ!!」なんていうのはかなり暴力的かもしれません。ただ疑問はありますよね。(もちろん、並んでいる列に割り込むこと肯定しようとは1ミリも思っていません。あくまでも、あとからホームに来た人が先に電車に乗ってしまうことに対して腹を立てたりしないカナダ人の寛容さを表現するための一例です。)

あともう一つ。「日本人は親切」といっている外国人を日本のテレビでよく見ますが、あれもいささか疑問です。日本人は道で人が倒れても平気で素通りする人が大多数存在します。「自分は関わりたくない」とかそういう冷酷な考えからそうしているのでしょう。電車の中を見ても優先席に平気な顔をして座っている健常者もいます。立っている人があまりおらずもしくは混んでいる車内で立っていると迷惑というのなら別にいいかもしれませんが、普通にお年寄りや妊婦さん、子供連れがいるのにもかかわらず席を空けない人や、しまいには優先席で眠り込んでいる人までいます。

これを見ると日本人はお世辞にも「親切」とは言えませんよね。僕が思うに外国人のいう「親切な日本人」とはおもに飲食店店員や案内係などいわゆるサービス業従事者に限られていると思います。彼らのおもてなしは確かに世界に類を見ないくらい素晴らしい。チップもないのにしっかりとおもてなしをしています。

ちなみにカナダではお年寄りや障害者、子連れや妊婦はもちろんのこと、重そうな荷物を持った人にまで席を譲ります。(かくいう自分も重たいキャリーバックを持っているとき席を譲ってもらいました。笑)よっぽどカナダ人のほうが親切だと感じました。

このように普段私達はメディアを通してしかものを見ないため何が本当で何が嘘か、正しい判断をしたり正しい考えを持てなかったりします。僕自身が外国に来て感じたことは「百聞は一見にしかず」という言葉です。頭では分かっていたけれども実際に海外に来てみて本当に自分の間接的に媒体から得ていた情報は直接的に経験するものに比べ不十分、もしくは大きく乖離しているということを実感することができました。

もちろん正しい情報を得るために全ての事柄について直接的に経験しようというのは無理があります。ただ、日頃から間接的な情報は鵜呑みにしないということだけでも意識していれば、極端なバイアスがかかることを防げるのではないでしょうか。

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東京都青梅市出身。中央大学商学部 経営学科卒。中学生時代に起業家を志し、大学在学中に外資系セールス企業→コンサルティング企業のインターンを経て、2019年12月より株式会社ケップル。趣味は旅、バイク、お祭り、神社仏閣巡り