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新たな学びは挫折とセット

本質的な学びによる成長とは、ある種のアクシデントが必要。
成長とはある種「モノサシ」が変わる瞬間。

それでいうと、私にとって2020年7月はある種の「モノサシ」が変わった期間になりました。

今回のnoteは37歳人事責任者がプログラミングを初学者として学んだ際の所感を備忘録として書き残しておきたいと思います。

この7月は2020年の学びのテーマの1つであった「プログラミング」に挑戦しました。

この期間がどんな時間だったかと言うと・・・

久しぶりに頭が「ぐちゃぐちゃ」になりました。

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HTML、CSS、Ruby、Ruby on Rails、Sinatra、JavaScript、SQL、Python、AI、ディープラーニング、アルゴリズム、デザイン、情報セキュリティ、各タグ、フレーム、メソッド、ライブラリ、配列、引数、変数、返り値、回帰分析・・・

サイト制作、アプリケーション開発なども0から経験しました。

慣れない言語と意味不明な法則・・・
拒絶反応からのイライラ・・・
頭を抱える毎日でした。

そんな状態が毎日続いていましたが、救われたのは、事前にゴールをイメージして臨んでいたこと。

どういうことかというと、「何かを学ぶ際に予め方向性を決めておくとよりインプットの質を高めることができますよ!」と、ある方に教えてもらったことが習慣になっていたこと。

そのため、何かを学ぶときは一定の方向性を決めて臨むようにしています。


つまり自分が追求したい「テーマ」を軸に方向性を定めることです。

テーマとは自分が追求したい「論点」ですね。

■今回の目的

それでいうと私のテーマは、

「HR領域の可視化」「そのデータの活用」による「個人と組織の可能性」を拡大すること。

そのために必要な学びの論点として2020年の1年間は5分野に定めています。

1、テクノロジー
2、経営学
3、行動経済学(心理)
4、教養(歴史、文学、哲学)
5、バリエーション (ファイナンス)

そして、先日イナズマキャンプによるプログラミング学習を終えました。

イナズマキャンプはこちら。

まとまった時間を確保することができない日々の中で「1週間」という期間に惹かれて申込みました。

たった1週間ですが別世界が身近な世界に変わった感覚を得ることができました。


今回の目的は、

経営における意思決定の質を高める

この目的を常に意識して取り組み続けていました。

余談ですが、

オンライン学習のコースを選択しましたが、オンラインの可能性を感じることもできました。これはこれで大きな収穫でした。

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何よりメンターのフォローアップの仕組みはすごかったです。
学びにおいて、その道のプロのメンターは必須だと思います。

とにかく抱えず、質問をたくさんさせていただきました。時間をかけて悩むより、5秒考えて解決できないことは、即、相談です。その後は、即、実践です。この繰り返しが学習サイクルを高めます。

■今回の収穫

結果的に、以下のポイントを得ることができました。

①自らプログラミング(体験)することで、「あ、動いた!」「世の中のものってこうやって動いていたんだ!」という感覚を得ることができました。

人間は自分が経験していないことは拒絶しますが、一方自分が経験したことには肯定的になります。

プログラミングも同じで、実際に手を動かしてやってみると、本を読んでわかったつもりになっているのとは圧倒的に違う学びを体感しました。

これは以前、グロービス経営大学院に通学していた時も同じ感覚になりました。本を一生懸命読んで学ぶより、実際に、通学によるインタラクティブな環境とプロから学ぶことによって得る「学びの質」は圧倒的に違います。

②プログラミング学習の効果として「仮説を立てる力」を養うことができたと思います。

コードを書くけど、動かない・・・

ここが違うのかなと仮説を立てるけど動かない。じゃあA、B、Cを優先度が高いところから試してみる。でも、動かない・・・

この時に何度も「挫折」しそうになります。

こうしたフローチャートを描く論理的思考力はどんな仕事においても必ず活用できます。

ロジカルシンキングについて書かれた本は論理的思考がなくても読み進められます。

プログラミングは論理的に作らないとまったく動かない技術の変化、サービスの進化への食わず嫌い傾向をかなり抑えられますね。

なぜ、義務教育にプログラミングが必須なのか、素人ながらよーく理解できました。
親としてと良い機会になりました。

■まとめ

みなさんも何か「新しい」ことを始めると挫折感を感じることがあると思います。

しかし、そのポイントこそが「最大の学び」であり「モノサシ」を変えるチャンスです。

何事も初めて学ぶ分野はいつも挫折とセットです。

ただ、その挫折を敢えて求めることこそ「アクシデント」の発生率を高めることができるのでないかと思います。

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過去が咲いている今、未来の蕾で一杯の今。

何か「挫折感」を感じているならば、それは「成長痛」です。

この分岐点を大切にして欲しいと思います。

何かご質問、ご相談があればこちらから。

それでは。


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