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将棋世界5月号「及川家詰将棋決戦」のこぼれ話

2月中旬、夫宛てに将棋世界編集部からメールが来た。

「なんか2人あてに企画が来たんだけど…」

どうやら3月末に行われる予定だった「詰将棋解答選手権チャンピオン戦」への夫婦出場決定戦を将棋世界で行うという話らしい。
見た瞬間に、やろうやろう!とokを出した。

夫と私はどちらも詰将棋をよく解いてる方だと思う。
以前、リハビリの話でも詰将棋を引かれる程解いたということを書いた。我々にとって詰将棋は勉強であり仕事であり趣味でもある。

本誌にも書いてある通り、基本的に解図力は夫の方が上。
しかし短編(15手くらいまで)に関してはほぼ同レベルであり、40分間の一本勝負なら一問ハマれば私が勝つ可能性もある。
私としては元々出られない予定だったところに戦う場所を作ってもらった上、負けて失うものは皆無。こちとら精神力は鬼なのだ。
夫は負けた場合、当日の育児に加えて私に1ヶ月以上ニヤニヤと勝利を噛みしめられながら過ごさねばならない。

企画が確定してから、詰将棋を解く量を増やした。
我々夫婦はそれぞれのペースで好きなタイミングで勉強するため(子どもたちが寝ていればだけど)、夫の休憩中に私が黙々と詰将棋を解く事もあった。

すると後ろから
「何してんの?」
「詰将棋じゃなくて麻雀やろうよ!」
悪魔のささやきというか、もはや4歳の長女と同レベルの声かけがくる。これがプレッシャーのなせる技か。
そんなこんなで当日を迎えた。

ここから先は本誌を読んだ後に見てほしい。
190Pから載ってます。

まず開催するにあたって大きな問題が1つ。
長女は幼稚園に行ってる間だからいいが、1歳の次女をどうするか。
当初は1人が詰将棋、1人が育児を40分✖️2セットやろうという話だった。その方が集中出来るからね。

しかし我々も伊達に長く将棋指しをやっている訳ではない。
40分待つのは長い。いやだ。同時にやろう。
次女?おやつとDVDでなんとかなるでしょう。
こうして(わがままを通して)掲載された形で行う事になった。

結果はまあ、読んでいただいた通り。一番平和な形で終了した。
1個だけ想定外だったこと。
次女がうろつくのは慣れてるし、音があるのも大丈夫なんだけど

おかあさんといっしょの歌のDVD

これが強敵だった。
歌は頭の中にダイレクトに入ってくる。しかも次女が一緒に歌ってくる。可愛すぎて笑っちゃうじゃないか。
アンパンマンにするべきだったと心底後悔した。

この企画は詰将棋対決と同時に子持ち世帯のリモートワークの話として楽しんでいただけたら嬉しいです。
企画、協力の関係者の皆様、ありがとうございました!
また来年は、改めてやりましょうね?笑

読んでいただきありがとうございます。 単純なのでスキやフォロー、サポートをしていただけると更新頻度が上がると思います。笑