指導対局を受ける前に読むと、将棋が少し上手く指せるお話し その2

前回の記事をお買い上げいただいた皆様ありがとうございます。
Twitterでも書いたのですが、今後講座で話す様な専門的な記事は有料にしていこうと思っています。
理由はいくつかあるのですが、将棋を教える人が増えており、無料で知識を配ることが、万が一にもその人たちの足を引っ張ってはいけないなと思うのが大きい所です。
大体コーヒー1杯分の値段ですが、お金を払って知識を得るという手間を踏んでいただく事を大事にしました。

さてその1では8枚落ち位の方までを対象としました。
今回のその2では更に上手に銀を加えた6枚落ちを対象に書いていきます。6枚落ちベースで書いていますが、4枚落ちにも活きる事ばかりです。
その1が初心者向け、今回は中級者向けの攻め方の話です。どちらも画像多めで解説しています。

思ったよりボリュームが出て、まだ書きたい事がいくつかあるので後日その3を書くかもしれません(書かないかもしれません)。
それでは早速参りましょう。

1、駒の利きの枚数を数える

これは将棋において超重要な話です。
その1とこれを抑えることが出来れば、そのうち6枚落ちまでは勝てる様になると思います。
ちなみにその1では触れていませんでしたが、実はこれは8枚落ちでも必要な場面が出てくる事があります。

画像1

下手が飛車先をポンポンと進めている間に、上手は金と玉で隙のない形を作りました。
目標は飛車を成る事です。成れるかどうか、ここからどういう計算を頭の中でしていくのかを実際に見てみましょう。

画像2

まずは赤丸の地点に互いの駒が何枚行くことが出来るか(駒の利きと言います)を数えます。
上手は歩が1枚。下手は歩と、歩が動くことによって飛車が赤丸の地点まで行けるようになります。

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