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NEW EGG magazine

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新しい時代、次の生き方、ライフスタイルを考える。たまご🥚を生み出す!
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2020年10月の記事一覧

「森の図書館」をさがすな!音声note朗読11

お父さんの荷物を整理していたリョウ。段ボール箱から大量の本が出てきた。その本には「森の図書館」のシールが貼られていた。おばあちゃんに森の図書館のことを聞こうとするとおばあちゃんが怒り出す…

波平さんとトム・クルーズどっちが年上?

サザエさんの父である磯野波平さんは54歳。 ハリウッドスターのトム・クルーズ氏は58歳。 この強烈な違和感はなんなんだろう。 「えー波平さんがトムクルーズより年下って?」 サザエさんは福岡の地方新聞『夕刊フクニチ』誌上で1946年(昭和21年)4月22日から連載がスタートした。当時の日本人の平均寿命が50歳ぐらいだった。 「昭和と令和じゃ同じ50代でも大違いやなぁ」 ちょっと波平さんとトム・クルーズを比較するには極端すぎるが、それほど人類は進化したのだろう。生活環

忘れても気にしなくていい。何故なら…

「あっ買うの忘れてた」 「学校に体操服忘れた」 「スマホどこいった」 「昨日何食べたっけ」 「あっ約束、今日やった」 子どもも大人も忘れる。 なぜ忘れるのか? 脳は積極的に「記憶を失おうとしている」ことが判明 - GIGAZINEより 多くの研究者が「どのように記憶が保持されるのか」という研究を行っていますが、反対に「なぜ記憶が失われてしまうのか」という研究はあまり行われていません。ケンブリッジ大学の記憶研究者であるマイケル・アンダーソン教授は、「私が今考えて

開かずの間を空にしたら、自分の中も解放できた。

やっと片づけた! 「これは無理やろ」 和箪笥三棹(わだんすさんさお)を一人で、2階の部屋から下ろした。 かなりキツかったが、 「乗ってる時にいこう」 と一気にやった。 「箪笥重すぎる」 箪笥の抽斗(ひきだし)を抜いた。 それでも無理だ。 「扉をはずしたらいけそうだ」 ドライバーでネジを18本丁寧に取り除く。 「この重さなら一人でいける」 箪笥を担いだり、ダンボールを下に敷き階段を下ろした。  やればできる! 箪笥を2棹出した時点はこんな感じ 最後

ジョン・レノン のポスターは何を…10朗読note音声

翌朝、目が覚めると一瞬ここはどこかと思った。 「そうか、おばあちゃんの家」 大和のおばあちゃんのところにやってきたことを思い出した。それにしても、ぐっすり眠れた。お父さんが死んだ日から、夢ばかり見て…

子ども時代、時間が長く感じたのは楽しくなかったからか。

「歳をとると一年なんてあっという間に過ぎる」 本当か? 息子に聞いてみた。 「一年間は長いか?」 「あっという間だよ」 あれ?そんなはずはない。小学生の一年は長かったじゃないか。 妻にも同じ質問をした。 「たぶん長かったと思う」 やっぱり、大人は長かったと記憶している。 どうして長かったのか? 「楽しくなかった」 そんな事もない。友達と遊んだり楽しいこともあった。 「学校が嫌だった」 これは比重が高い。小学生の生活は家か学校で過ごす。学校が楽しくない

石神のおばあちゃん朗読9note音声

おばあちゃんは玄関の引き戸を開けて、僕に中へ入るよう促した。玄関の向こうは薄暗く、今まで感じたことのない空間だった。 「なんで家の中に外があるの」 「はははははは、家の中に外か。これはなぁ…

閉じられた窓が開けてもらうのを待っていた。

開かずの間をこじ開けた。 「箪笥(たんす)もあと一棹(さお)出せばゴールが見える。でも、なんで棹なんやろ?」 調べてみると、箪笥は江戸時代の寛文年間に大坂で造られだした。当時は長持の下部に車をつけた車長持が流行した。 しかし、江戸大火で皆が車長持をひいて逃げ、路地をふさぎ大惨事になってしまい製造禁止になる。その後、担いで運べる長持が主流になった。箪笥にも棹を通して運ぶようになったので、一棹、二棹 と数えるようになったのだ。 知らなかった。片づけすると、勉強にもなる。

ハエ叩きを持った老女朗読8note音声

1時間ほど走り、交差点を左に曲がると突然鼻をつく臭いがした。 「えらい臭うなあ」 「なんの臭いだろう」

開かずの間をこじ開ける

今週はnoteも音声もほとんどアップできていない。 「お父さん。ここは開かずの部屋?」 息子は2階の角部屋が気になっていた。 「あゝ、ばあばのタンスとか入っているなぁ。物置きやな」 「ふーん」 そう言われてから、こっちも気になり出した。そのうち片づけなければと思っていたが、腰が重い。 「書斎、音楽のプライベートスタジオ、配信スペースなんかになったらいいのになぁ」 と頭の中では考えているが、 なかなか動けない…. 「よし!やるか」 勢いにまかせて片づけをスタ

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ギターキッズの憧れが逝ってしまった/note音声クロウ・キッズ!朗読7更新

「なんやこの弾き方?ピック使ってない」 10代の頃、ライトハンド奏法はギターキッズなら一度はマネした。 マイケル・ジャクソンのBEAT ITの間奏。そして、ヴァン・ヘイレンのジャンプなどギターキッズには衝撃的だった。 スポニチより  1972年から活動していた「ヴァン・ヘイレン」はさまざまなバンド名を経たあと、1978年1月にシングル「ユー・リアリー・ガット・ミー(キンクスのカバー)」でデビュー。アルバム「1984」では、シングルカットされた「ジャンプ」が世界的な大ヒ

愛を歌っているのに朗読7音声note

石積みの塀の上に白く塗られた壁が伸びている。屋根には魚の鱗(うろこ)みたいに瓦が並んでいる。よくみると、壁には無数の足がはえた虫が上へ上へと登っている。ハエ叩きを手に握りしめて、その虫をじっと見つめる老女…

不思議なヘビに気をつけな「クロウ・キッズ!」朗読6

「喧嘩して、家飛び出してさあ、全然連絡とってなかったんだ。たまたま、家族がKobeから河口湖のホテルに来てときに、噴火に巻き込まれたの」 僕はつばをゴクリと…