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【障害者雇用・助成金ニュース】VR活用、障害ある生徒の就労支援 大阪府教委・高校生向け 人間関係「体験」、対応の仕方学ぶ

皆さんこんばんは、伊藤です。

ここ最近は日本各地で大雨が降っており、中々に晴れ空が恋しい今日この頃ですが、皆さんはいかがお過ごしですか?

このように雨が続くと外出を控えて自宅でTVゲームをして過ごされる方も多いのではないでしょうか。

そして最近はVRでゲームを楽しむ方も増えているかと思います。

さて、そんなVRですが大阪府では障害者のある高校生の就労支援に役立てようとする取り組みがありますので、早速ニュースを解説していきたいと思います。

以前こちらのnoteでも就労支援施設でVRを活用しているニュースを解説させていただきました。

そしていよいよ障害者のある高校生の就労訓練で活用されるようになりました。

個人的にこれはとても良い取り組みだと思っています。

やはり、就労支援施設は基本的に高校卒業以上の成人の方は利用されますが、実際に企業に出て働く為のスキルを身に付ける為にはやはり訓練を始める早い方がよりスキルの習熟も早く、早期で就職できる可能性が高まるからです。

何なら小学生や中学生に訓練していただいてもよいかと思っております。

このニュースの中では人への接し方を学ぶ「 ソーシャル・スキル・トレーニング(SST) 」の訓練をしていますが、特に発達障害などコミュニケーションに困難さを感じる生徒さんにはこのVRの訓練が大いに役立つのではないかと思います。

私も発達障害に特化した就労支援センターで勤務していたのでよく分かりますが、発達障害の方々は職場において上司や同僚などへの「 質問の仕方 」や「 上手な断り方が分からない 」という課題感を持っている方が多くいらっしゃいます。

もちろん先生や他の生徒さんたちとロールプレイングをするという方法も一つですが、慣れている為緊張感がなくなってしまうデメリットもあるので、こうしてVRで見ず知らずの方と接することで訓練できるのは非常にメリットがあるかと思います。

そして、私から一つご提案があります。

障害者の方を雇用する企業の現場の方々も、逆に職場での障害者の方との接し方をVRで学んでみたらいかがでしょうか!

ニュース内では障害者の方が「 コミュニケーションが上手くいかず離職してしまう 」とありますが、やはりそれは企業の側にも改善の余地があると私は思っております。

特に初めて障害者の方を雇用する企業であればなおのことどのように接したらよいか分からないケースも多々あるかと思います。

もちろん障害者の方々それぞれで特性も性格なども違うのでVRの訓練だけで事足りるとは思いませんが、各障害をお持ちの方ごと(身体・知的・精神・発達など)の対応法をVRで学ぶことで、必ずお互いのコミュニケーションの難しは解消されて離職が減少する職場になる可能性は十分にあると私は思っております。

これからの時代において、障害者の方の職場定着の成功の鍵を握るのは「 VR 」なのかもしれませんね!!

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