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【障害者雇用・助成金ニュース】入社後の最新ミスマッチ防止策を導入。候補者から「主治医の意見書」の提出依頼をスタート。

皆さんこんばんは、伊藤です。

だいぶ気温が上がってきましたが、こまめに水分補給をするなど体調管理には十分に気をつけていきたいところですね。

さて、今夜は精神障害の方の心身の不調などによる退職のリスクを軽減する取り組みに関するニュースをお届けします。

私は長年就労移行支援事業所に勤めており、HWを経由したか否かに限らず、就職した障害者の方に医師の診断書を提出するようお伝えさせていただておりました。

民間の障害者専門のエージェントでは今回が初だったのですね。

やはり精神障害者の方を雇用される企業の方々にとっても参考になるかと思います。

医師の診断書提出の企業側のメリットについて、ニュースではこのように触れられています。

具体的な企業側(採用側)のメリットとしては、現時点での就業の可否、正確な障害名、適切な勤務時間、現在の服薬状況、就労上の必要な合理的配慮など、採用選考や雇用管理に不可欠な要素を得られます。

この中で個人的には「 現在の服薬状況 」が特に重要であると思います。

やはり精神障害の方々にとっては服薬を上手くお付き合いすることは、就職のみならず生活全般において極めて重要なことです。

診断書に記載された服薬状況に沿って、面接時はもちろんのこと、採用した後もこまめにご本人に服薬が上手くいっているか否かのヒアリングは極めて重要です。

例えば遅刻気味になってしまったり、勤務中に眠そうにされている場合は眠剤の服薬が上手くいっていない可能性もあるので、ご本人に通院時に今後の服薬について医師に相談していただくことが大切かと思います。

このように職場でのきめ細かいサポートが、精神障害をお持ちの方が長く安心して勤務をしていただく上で不可欠かと思います。

今回のニュースをきっかけに、是非他の民間の障害者専門のエージェントの方々も医師の診断書を企業側に提出するようになると良いですね。


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