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【コラム】コロナ過の若者の孤独について考える

皆さんこんにちは、伊藤です。

昨晩はかつての同僚の男性とZoomでオンライン飲み会をやりました。

お互いの近況を報告し合ったり昔話に花を咲かせたり、はてはお互いの仕事の相談をし合ったりと話が盛り上がり気付いたら4時間以上飲んでました(笑)

気のおけない仲間とこうして語り合うのとても有意義な時間ですね♪

そしてそんな昨日飲み会をした元同僚から気になる話があったのでそれを本日の記事にしたいと思いました。ズバリ・・・

「 コロナ過の若者の孤独 」

です。

元同僚の男性は現在企業のメンタルヘルスのサポートのお仕事をされているのですが、最近は特に新入社員を含む20代の方が精神疾患の予備軍になることが多く、カウンセリングを受ける頻度が増えてきているとのことでした。

確かに下記のようなニュースを目にする機会も増えました。

「オンライン授業で1人で部屋にこもる日々が続き、苦しいです」(20代女性)

このように、こちらのニュースでは大学生と思われる女性の孤独に関する声も取り上げられていますね。

元同僚の方のご意見も踏まえて若者の方の孤独が深刻化しやすい理由について考察したいと思います。

① 大学生はオンライン授業のみ、かつバイトも休業などで入れないケースも多く、他者と接する機会が圧倒的に減ってしまっている。

② コロナの影響による業績悪化で、若い方から優先的に解雇されてしまう。

③ 核家族化やご近所付き合いの現象、SNSが中心のコミュニケーションなどひと昔前に比べて他者と接する機会が減り、他者とのコミュニケーションの取り方に困難さを抱えている方が増えている。

挙げればまだまだあるかとは思いますが、元同僚の方はお仕事柄上特に③について懸念されていました。

お話をお聞きすると、③のような状況から若い方がご自身よりも年上の世代の方と密に接するのが実は社会人になってからが初めてという方も少なくなく、職場で困ったことや辛いことがあっても上司や先輩社員に相談するのが難しくなっていると分析されていました。

またそもそも論として、20代の若い方だとまだお仕事で人と出会う機会が浅いことで話せる相手や相談できる相手も少ないと言ことも理由として挙げられると私は思います。

そうまさしく昨日私と元同僚の方のようなオンライン上で気軽に話せるような相手も中々おらず、孤独化に至ってしまうのかもしれません。

こういった状況もありうつなどの精神疾患などを患ってしまう方も増えて社会的に大きな問題になりつつあるので何か対策を講じる必要があるかと思います。

その中でやはり上記のニュースでも取り上げれていたこちらの団体のようにSNSで相談できる窓口があるのは素晴らしいことだと思います。

こちらの代表の方の働きかけで国を上げて対策に乗り出しそうな機運があり、今後に要注目です。

また、就職している方向けに職場内レベルでもできることは多々あるかと思います。

私の元同僚の方のようなカウンセリングしてくれる専門家の方のお力を借りるのも方法の一つだと思います。

更に社内全体で取り組めることとして、私は下記の取り組みも効果的ではないかと思います。

部署を越えて社員同士が相談し合える体制作り

社名を失念してしまい恐縮ですが、これはある企業が下記のような取り組みをして離職率が大幅に改善されたことから思いつきました。

〇 完全に部署も役職も年代も違う社員同士で4~6人ほどチームを組む

〇 毎週あるいは毎月など定期的にチームメンバーが集まりお互いの悩みや困りごとを相談し合う。

〇 定期的な集まり以外でも任意でお昼休みの時間やメールなどで連絡を取り合う。

この「 部署も役職も年代も違う社員同士 」というのが大きなポイントだと思います。

やはり直属の上司や先輩社員に悩み事や困り事を相談しようと思っても、「  忙しそうだし悪いな 」と思って気が引けてしまったり、「逆にダメ出しされそうで怖いな 」と色々と考えてしまい難しいこともあるかと思います。

当然ながら私もそういった経験は多々あります。

しかし部署や役職など関係ない状況であればかなり話しやすくなり孤独感も和らぐのではないでしょうか。

また私自身も今後若者の方の孤独の解消の為に行動をしていきたいと考えています。

SNSやオンラインの場を通して飲み会やゲーム大会、おしゃべり会、個別相談などまずは草の根レベルで活動することも検討しております。

あと、まだ私は始めてはいませんが最近流行の「Clubhouse」を活用してトークをしたり相談に応じたりするなども良いかもしれません。

「 コロナ過の若者の孤独 」はまさしく「 社会が生んでいる障害 」の問題とも言えます。

今後もこの問題はこのnoteでも取り上げていきますし、私の専門分野である「障害者雇用」の分野と上手く掛け合わせて解決策を見出していきたいとも考えています。

まとまりないお話になってしまいましたが、ここまでご拝読いただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いいたします。良い日曜日を!!



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