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障害者雇用関連ニュースまとめ 【 2020/11/29 】

★ 先週の「 ヒント 」集!!

ヒント① 障害者雇用をされている企業の方々様向け

〇 精神・発達障害者の方を雇用し、長く継続してご活躍して欲しいと思っている方はコチラ↓

皆さん、こんにちは。伊藤です。

精神・発達の方に特化したジョブコーチという意味では非常に斬新な取り組みかと思います。

特にここの部分が大きなポイントではないでしょうか。

精神・発達障がいの場合は、症状が安定しているように見えて不安定な部分があり、就労前から関わることで本人の症状理解や対処スキル、どんなときに調子を崩しやすいのか、そのときのサインはどのようなものなのかを把握することができます。

私は就労移行支援施設において精神科の看護師さんに定期的にご利用者様の問診を行っていただきましたが、このサインを把握するという意味で、急激な体調不良を未然に防げたことが多々ありました。

餅は餅屋ではありませんが、やはりこういった予防的な対処についてはやはり専門家の方のアドバイスを受けた方が良いと私は思います。

精神・発達障害の方を多く採用される企業のご担当者様は是非「 就労支援士 」のサービスの導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。

ヒント② 就労支援をされている事業主者・支援者様向け

〇 施設のご利用者様に従来の障害者雇用の枠組みではなく、一般枠での就労でもご活躍していただきたいと思っている方はコチラ↓

ADHDをお持ちで障害者枠ではなく一般枠の社員さんとしてご活躍されている高梨健太郎氏の事例になります。

高梨氏ご自身は元々障害者枠で採用されましたが、精神障害者保健福祉手帳の更新を忘れてしまったことがきっかけで一般枠での雇用に切り替わりました。

ただ、就労移行支援事業所の講師やタスク管理支援ツールの企画・発案、書籍の出版など、一般枠の社員さんとして十分ご活躍されています。

もちろん障害者枠での雇用自体を否定している訳ではありません。

ただ障害者枠での雇用は不可の掛からない業務を切り出してもらえるというなど合理的な配慮を得やすい反面、最低賃金からのスタートなど全体的に賃金が低いことがネックになることがあります。

特に高梨氏はご家庭がある方なのでやはり一般枠での勤務することで障害者枠以上の賃金をいただくことには大きなメリットがあるのではないでしょうか。

そして一般枠で働けるのは高梨氏だけではなく、もっと多くの方々に可能性があると私は思っています。

就労支援に携わっている皆様におかれましては、私が言うのもおこがましいかもしれませんが、障害者枠から一般枠へキャリアアップさせていただけるような企業の開拓を進めていただけたら幸いです。

■ 障害者雇用

〇 障害者雇用「特性に合わせて」 長崎県庁でセミナー

シグマでは知的障害のある女性社員の担当していた船舶部品の製造が取りやめになったあと、工場の清掃業務を任せることで雇用を継続。

この部分についてとても素晴らしい取り組みだと思います。

特にコロナ過で障害者の方々の解雇が相次ぐ中で、切り出す業務を変更して雇用継続する方法模索する大切さを、この事例では我々に示唆を与えてくれているような気がします。

■ 就労支援

〇 竹で手作り「丑」の置物 氷見の障害者就労施設 来年の正月飾り

ご自身で作られた正月飾りが多くの家で飾られたらきっとご利用者たちの仕事の励みになるのではないでしょうか。

何かこういった障害者施設で作られた物が企業や家庭に流通する仕組みを作ることも、賃金や工賃をアップさせていく上で非常に大切な取り組みになるかと思います。

■ 農福連携

〇 福島県「農業人口」21%減 高齢化背景に減少、担い手確保課題

やはり農家の高齢化などに伴う担い手不足は急速に進んでいるようですね。

このnoteでも連日農福連携に関するニュースを取り上げていますが、農家と障害者施設とのマッチング、あるいは障害者等の就農へのサポートなど今後も対策を講じていく必要がありますね。

■ その他

〇 人生100年時代の働き方・活躍の仕方とは?

2021年4月から施行される「 70歳までの就業機会の確保等 」に関する高年齢者雇用安定法や「 生涯現役促進地域連携事業 」について触れられていますね。

「 生涯現役促進地域連携事業 」については当noteで初めて取り上げますが、概要は以下のように説明されています。

高齢者の活躍場所を拡げるための様々な活動を行っていくのです。活躍場所は子育てや福祉などマンパワーが不足している領域や、観光やものづくりなど地域活性化の強化のためにマンパワーが必要な領域など、地域として人が必要なところに高齢者の力を活かしていくことを志向します

福祉の分野に高齢者の方々の活躍の場を増やしていくのは大いに賛成です。

このnoteでも再三お話していますが、障害者福祉の分野では就労支援施設における講師や企業開拓の営業、女性であればグループホームの世話人さんなどは非常に良いのではないかと思います。

また前述のとおり農業の分野も担い手不足なので、是非高齢者の方のご活躍の場として広がっていくことを期待しております。

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