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障害者雇用関連ニュースまとめ 【 2020/11/19 】

■ 今日のヘッドライン!

〇 福祉施設産の有精卵使用 ジェラート進化 “卵掛けご飯”イメージ 静岡

「 労働力の提供ではなく、原材料供給といった新しい形での農福連携 」

という新たな障害者雇用の可能性を感じるニュースからお届けします。

農業と障害者の連携、いわゆる一般的に「 農福連携 」と言われていますが、従来は例えば農園での草むしりや種の植え付けなどの作業をするなど労働力の提供がメインでした。

しかし、今回のニュースでは障害者福祉施設で生産された有精卵を使った卵を仕入れてジェラートを作って販売するという、

原材料供給による農福連携

新たな可能性を示唆してくれていますね。

これは卵に限らず他の物でも応用が可能なのではないでしょうか。例えば、

障害者施設で作ったトマトで美味しいケチャップを作る
⇒そしてそのケチャップをレストランの料理に使ったり、お店でケチャップを販売

など、

原材料⇒原材料を使ったお店でも販売

というサイクルを構築すれば、より販売量が増え、自ずと障害者の方の賃金も向上していくのではないでしょうか。

こういったニュースには今後も要注目です。

■ 障害者雇用

〇障害者の就労支援 雇用と福祉が初の合同検討会

障害者の就労能力や仕事の適性を評価する仕組みを構築していくのは、障害者雇用を促進する上で非常に大切です。

今までは職業評価といえば、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が運営する各都道府県に設置された障害者職業評価が主流でした。

こちらの評価は、例えば我々支援員でも分からないようなその方の強みが判明するなど非常に制度が高く、私も就労移行支援で勤めていた頃には活用させていただいておりました。

ちなみにこちらは東京障害者職業センターの職業評価のページです。ご参考までに↓

ただ非常に人気で、時期によっては中々説明会や職業評価の予約が取れなかったりすることもあったので、今後ハローワークでダイレクトに職業評価を受けられることができたら、非常に嬉しいですね。

〇百五銀、障害者の雇用推進 グループで84人、雇用率2・53% キャリア形成を支援 モチベーション向上

雇用率2.53%とは驚きです!

こういった企業が日本に沢山現れて、いつか「 法定雇用率 」という言葉など関係なく、障害者の方が当たり前に企業で働ける時代がくることを願うばかりです。

■ 就労支援

〇 コロナ禍で催し中止、販路減 障害者手掛けた製品販売

コロナ過での催しが中止になり商品が販売できなかった障害者施設を救済すうるイベントが連日のように全国各地で開催されているのは、非常に心強い限りです。

■ 農福連携

〇 和歌山レモンで苦境打開を 福祉事業所や農家が結集

こちらも先ほどのニュースと同じくコロナの救済措置についてですが、こちらは新商品の開発・販売の事例ですね。

〇NHK「おはよう関西」でも“新たな働き方”として注目屋内 農園を活用した障がい者雇用支援サービスを大阪府枚方市でスタート



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