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【障害者雇用・助成金ニュース】働き手不足の農業、働く場を求める障がいのある方…「農業×福祉」連携で期待されることとは?

皆さんおはようございます、伊藤です。

本日は農福連携に関するニュースの解説をお届けします。

ラジオ番組で特集されることで農福連携の取り組みがより身近なものなっていきそうですね。

農福連携とは本文でも紹介されているとおり、働き手が不足している農業と、働く場を求める障がいのある方とのマッチングの取り組みのことです。

従来この「 人手不足の解消 」という観点で語られることが多かった農福連携ですが、今回のこの視点は私も今まで考えたことがなく、とても斬新だと思いました。

農業者が注目する理由の1つとして、荻野さんが挙げたのは「障がいのある方を受け入れると“農業経営にプラスになる”と考えていること」。

そして本文ではその内容が以下のように述べられています。

① 働きやすいような作業工程や作業環境、使用する器具などを工夫したりすることで障害者の方だけでなく、ほかの従業員の作業効率も高める。

これについては私も再三このnoteの他のニュースでも解説させていただいた内容ですね。

農業の分野においてもこのような認識が広がっていることは嬉しい限りですね。

② 農作物の生産や加工・販売、さらには、農家レストランなどでの接客対応に適性のある障害者の方を配置できる。

こういった認識の広がりについては従来の農業における障害者の方の業務である、

草むしり、種まき、収穫物の袋詰め

など一度覚えると対応が可能な比較的単純な業務とは一線画す内容ですね。

こういった認識が広まった背景を考えると以下のような流れがあるかと思います。

(1)  農作物を栽培・収穫して売るということ以外の農業経営の多角化が進んでいる(加工品の製造や販売、レストラン事業など)

(2) 従来の農福連携は歴史の長い知的障害者の方の就労や知的障害者の方のいる施設との連携が多かったが、精神障害や発達障害の方との連携の機会も増えたことでより適材適所の幅が広がった。

などなど、農業と福祉の双方の社会課題の解決に繋がる農福連携の輪がより広がっていく可能性を感じられて希望が持てますね。

今後も全国各地の農福連携の取り組みに要注目です!!

本日もご拝読いただき、誠にありがとうございました。


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