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【コラム】障害者の方の職場定着率を高める為に気をつけるべきこと~休日の過ごし方編~

皆さんこんばんは、伊藤です。

本日は日曜日ということでお休みの方も多かったのではないでしょうか。

私が住む関東地方は所によっては20℃前後の気温で春の暖かさに包まれてとても心地よく過ごされた方も多いのでではないでしょうか。

さて本日はコラムをお届けしたいと思います。

障害者雇用をしていく際に雇用先企業の事業主様や担当者の方が一番気になるのがズバリ、

「 早期で退職せずに職場に長く定着して働いて欲しい 」

といったことではないでしょうか。

職場定着できるようにするにはどうしたら良いか?今回は私の経験談から解説させていただきます。

タイトルにもあるとおり、

私は障害者の方の休日の過ごし方こそが大切なポイントだと思っています!

障害者の方、とりわけ精神障害をお持ちの方は特に土日祝日などのお休みの日で、かつ連休が長ければ長いほど休日の過ごし方が上手くいかないことで、症状が悪化してしまったり、最悪の場合は欠席が続いてしまい休職や退職に至ってしまうケースも珍しくはありません。

ではそういったリスクはどのような休日の過ごし方をした場合に起こってしまう可能性が高いのか?

それは睡眠が不規則になってしまう時です。

例えば土日祝日がお休みの仕事に就いている障害者の方が平日は朝7時に起きていたところ、お休みの日は夜更かしなどをして正午を過ぎても眠ってしまっていたり、場合によっては夕方まで寝てしまうということもあります。

そうなってしまうと体内時計のリズムが狂ってしまい、休み明けの月曜日の朝にいつもどおりに起きられなくなってしまったり、それが更に火曜日、水曜日と続いてしまうとまさに悪循環で遅刻や欠席が続いてしまうということもあります。

そしてこの状態が更に悪化してしまうと「 昼夜逆転 」の状態になってしまい、昼間が寝る時間になってしまいお仕事にいけなくなり退職に至ってしまうというリスクもあります。

ちなみに私が勤めていた就労移行支援事業所に通所をされていた方も、入所時に「 昼夜逆転 」の状態であった方はざっくり全体の3割ほどはいらっしゃいました。

やはり睡眠のリズムの安定化は大切ですね。

では職場ではどのような対策が取ったらよいか?

まずは初歩的なことになりますが、

① 休みの前日になるべく仕事のある日と同じ時間に就寝すること、そして起床するようアナウンス

② 休日明けに休日中の就寝した時間と起床した時間、そして睡眠時間を確認。

これら①②をするだけでも十分に効果はあるかと思います。

特に新入社員の方の場合は仕事や職場環境に慣れておらず疲労やストレスが溜まっておりより睡眠のリズムが狂ってしまうリスクが高いので、特に上記のような取り組みは非常に大切かと思います。

ここまで解説させていただきましたが、睡眠リズムを安定化させることは障害者の方に限らずすべての人にとって大切なことですよね。

早速本日休日の方はなるべく仕事の日と同じ就寝時間に就寝して、明日からの仕事に備えていただけたら幸いです。




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