翔泳社の福祉の本

福祉の本を担当している編集者が、日常で気になったことや書籍の情報をお届けします。 翔泳…

翔泳社の福祉の本

福祉の本を担当している編集者が、日常で気になったことや書籍の情報をお届けします。 翔泳社では「福祉をもっと身近に、違いを個性に、みんなをハッピーに」を目指し、介護や健康、保育、子育て、働き方などの書籍を出版しています。

マガジン

  • 心の健康・心理(翔泳社の福祉の本)

    翔泳社の福祉の本が扱う「心の健康・心理」をテーマにした記事を収納しています。

  • ビジネス(翔泳社の福祉の本)

    翔泳社の福祉の本が扱う「ビジネス」をテーマにした記事を収納しています。

  • 暮らし(翔泳社の福祉の本)

    翔泳社の福祉の本が扱う「暮らし」をテーマにした記事を収納しています。

  • 編集部コラム(翔泳社の福祉の本)

    翔泳社の福祉の本を手がける編集部によるコラムです。

  • 働き方(翔泳社の福祉の本)

    翔泳社の福祉の本が扱う「働き方」や「資格」をテーマにした記事を収納しています。

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「翔泳社の福祉の本」の紹介とおすすめ記事

こんにちは、「翔泳社の福祉の本」編集部です。 翔泳社という出版社で、「福祉」をテーマにした本を作っている編集部です。 noteでは刊行した本の紹介記事と、編集者のコラムをほぼ毎週1本、掲載しています。 掲載している記事のカテゴリー福祉の中でも具体的にどんなカテゴリーの記事を掲載しているのかというと、おおよそ下記に分けています。これは刊行している本のカテゴリーに対応しています。 介護 介護事業者や対人援助職の方向けの専門的な内容から、家庭でも役立つ介護の情報など 医療

    • 【4/11まで無料公開】発達障害を持つ人の仕事や勉強、暮らし、子育てなどに役立つ本

      4月2日は世界自閉症啓発デー、4月2日から4月8日までは発達障害啓発週間です。 発達障害の特性があることで、仕事や勉強、暮らし、子育てで「難しさ」を感じている方は少なくないのではないでしょうか。 「どうしてうまくいかないのか」という憤りを少しでも減らしていただきたいという思いから、翔泳社では、ちょっとした仕組み化や便利なツールで「難しさ」を解決するというテーマの本を刊行してきました。 今回、発達障害啓発週間に合わせて、これまで刊行してきた関連本12点を2024年4月11

      • 新しい防災の考え方「フェーズフリー」、日常時と非常時を区別しないデザインとは

        災害の多い日本に住んでいるとしても、日常生活を送りながら常に非常時に備え続けるのは簡単ではありません。 そこで注目されているのが、「フェーズフリー」という新しい防災の考え方。 フェーズフリーとは、「いつも」を豊かにする物が、「もしも」においても暮らしと命を支えてくれるようにデザインしようという、防災にまつわる新しい考え方のことです。 製品やサービスの対象とするフェーズ(社会の状況)をフリーにする、つまり、「日常時用」と「非常時用」という区分をやめて、「いつも」と「もしも

        • デジタル漬けの日々に若干の恐怖

          翔泳社という出版社において、書籍編集者である私たちの仕事は、主に「実用書」の編集です。実用書というのは、小説や写真集などとは違い、仕事や生活に役立つ知識や情報を集めた本のことです。 編集者というと、キラキラしたイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、雑誌編集ならまだしも、書籍(実用書)編集者の仕事内容はけっこう地味です。 ひとりでパソコン画面に向き合っていることが多いからです。 原稿を読んだり、情報を集めたり、企画書をつくったり、事務申請等をしたり。 コロナ前であ

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        「翔泳社の福祉の本」の紹介とおすすめ記事

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        • 心の健康・心理(翔泳社の福祉の本)
          49本
        • ビジネス(翔泳社の福祉の本)
          10本
        • 暮らし(翔泳社の福祉の本)
          41本
        • 編集部コラム(翔泳社の福祉の本)
          84本
        • 働き方(翔泳社の福祉の本)
          36本
        • 保育・子育て(翔泳社の福祉の本)
          21本

        記事

          保育士試験によく出るポイントを、すべてフルカラーの図表で解説した参考書『福祉教科書 保育士 完全合格ビジュアルノート』

          保育士の資格取得を目指している中で、「どうも勉強が続かない」「文章だけだと覚えにくい」と悩んでいる方や、「テキストで学んだことを記憶に定着させたい」と考えている方に、ぜひ試してみてほしい参考書があります。 翔泳社から2月20日(火)に発売した新刊『福祉教科書 保育士 完全合格ビジュアルノート』です。本書は試験によく出るポイントをフルカラーの図表で解説した、目で覚えるタイプの参考書です。 過去9回分の試験を分析し、全9科目のポイントをまとめています。各項目の重要度や優先して

          保育士試験によく出るポイントを、すべてフルカラーの図表で解説した参考書『福祉教科書 保育士 完全合格ビジュアルノート』

          ふるさと納税のフルーツが私の心を救ってくれた話

          仕事が忙しくて、土日もきちんと休めない。 そんなときに、ふとSNSを見ると、友人が楽しそうにスノボ旅行をしていて、自分だけ季節の流れから取り残されたように感じてしまう。 長く社会人を続けていると、誰しも一度はそうした感情を抱いた経験があるのではないでしょうか。要領が良くないせいか、私には数年に一度、いや、毎年のようにそんなタイミングが訪れています(笑)。 そんな悲しい社会人生活を送っている私ですが、あるものに何度も救われてきました。 それは、季節ごとに届くように予約し

          ふるさと納税のフルーツが私の心を救ってくれた話

          「ケアマネジャー(介護支援専門員)」の試験対策におすすめの参考書と問題集

          ユーキャンの調査によると、「2024年の武器になる資格ランキング」の第7位にケアマネジャー(介護支援専門員)がランクインしています。 超高齢社会となる日本で、介護や支援の必要な人を支える柱の1つとして、ケアマネジャーの重要性・必要性が注目されていることなどが理由に挙げられます。 これからケアマネジャーの資格取得を目指す方にとっては、責任とやりがいの大きい時代となるのではないでしょうか。 翔泳社では2024年度の試験を対象とした、参考書と問題集を発売しています。過去の年度

          「ケアマネジャー(介護支援専門員)」の試験対策におすすめの参考書と問題集

          頭に輪ゴムを巻かざるを得なかった。

          高校生の頃、3ヶ月に1回くらいのペースで、頭に輪ゴムを巻いていた。僕だけの話じゃない。クラスの結構な割合の男たちが、頭に輪ゴムを巻いていた。モテるためである。 これは別に、輪ゴムがオシャレだと思っていたとか、そういう話ではない。「頭髪検査」を通過するためだ。 僕の通っていた高校では、髪型に関して、そこそこ厳しい校則が設けられていた。たとえば、染髪はもちろんNGだし、前髪は眉毛にかかってはいけない。横髪が耳にかかるのもダメだし、後髪が学ランの襟にかかっていると、不良生徒扱い

          頭に輪ゴムを巻かざるを得なかった。

          介護施設で体調不良、いますぐ救急車を呼ぶべき症状

          介護施設や家庭での介護時、サービス利用者の体調が急変した場合、その場で対応しなければならない症状がある一方で、すぐに救急車を呼ぶべき症状もあります。 スタッフとしていざというときに慌てないために、特にその場での対応が難しい症状についてはしっかり把握し、即座に判断して救急車を呼べるようにしておく必要があるでしょう。 それらの症状について、『急変時対応 介護スタッフのための医療の教科書』(翔泳社)の「PART2 症状別・即救急車を呼ぶべき症状」から紹介します。 今回紹介する

          介護施設で体調不良、いますぐ救急車を呼ぶべき症状

          大人になってしまうなよ

          自分は少し前まで学生だったし、学生ってまだ子どもだし、なんて思っていました。 自分で生計を立てるようになったら大人、と定義すると私はすでにしっかり大人です。 そんな私は今月20代後半に突入します。 20年来の友人が誕生日をお祝いしてくれて、いやーー我々も大人になりましたね、なんて話をしたので、どんなときに大人になったと感じるのか、考えていたことを書きたいと思います。 「大人になる」とは最近は友人と集まると、トークテーマはだいたい「幸せってなに?」に終結します。 結婚妊娠出

          大人になってしまうなよ

          「わがまま」は社会問題かも? 荻上チキ『社会問題のつくり方』の第1章を公開

          不公正で、理不尽で、なのに当たり前になっているルールやシステム。自分にとってそれがどんなに苦痛でつらいことだと訴えても、「そういうもの」「慣れるしかない」「わがままだ」と諭される。 こうした経験は誰にでもあるものですが、多くの人は諦めてしまい、それこそ慣れることで乗りきろうとします。ですが、それは本当に個人の「わがまま」なのでしょうか。実は多くの人が同じ問題で悩んでいて、解消したいと思っていたら──。 そのとき、個人の「わがまま」は社会が解決すべき問題、すなわち「社会問題

          「わがまま」は社会問題かも? 荻上チキ『社会問題のつくり方』の第1章を公開

          認知症と診断されたあとも仕事を続けるには?

          認知症と診断されると、仕事にも大きな変化が訪れます。 特に会社勤めであれば、同じ部署で同じ仕事を続けられるとは限らず、働きたいという意思があってもどうしたらいいのか途方に暮れたり、転職や退職など難しい判断に迫られたりしてしまいます。 できるだけ以前と同じように働き続けるには、いったいどうしたらいいのでしょうか。 今回は、そのためにできること、しておくべきことをまとめた『本人と支援者が教える!認知症になったあとも「ひとり暮らし・仕事」を続ける方法』(翔泳社)を紹介します。

          認知症と診断されたあとも仕事を続けるには?

          認知症の当事者と「読みやすさ」を試行錯誤した本が完成するまで

          「家族や支援者向けの認知症の書籍は多いけど、当事者向けのものが少ない……」 そこから企画したのが、2023年12月20日刊行の書籍『本人と支援者が教える!認知症になったあとも「ひとり暮らし・仕事」を続ける方法』です。 著者は、認知症当事者のかもしたまことさんと、若年性認知症支援コーディネーターの来島みのりさん。本書を制作するにあたって、編集の私と著者2名で「どのような内容にしたら当事者が読みやすい本になるか」を何度も話し合って考えました! 今回は、話し合った内容や、本の

          認知症の当事者と「読みやすさ」を試行錯誤した本が完成するまで

          環境にやさしい本づくり──紙卸商の京橋紙業が実践するSDGs

          こんにちは! 翔泳社のSDGsプロジェクトチームで活動している柴田です。 電子書籍が広く読まれるようになったいまも、まだまだ本は紙で読まれています。そのため、出版社にとって紙は生命線で欠かせません。一方、紙を大量に利用する中で、いかに環境への影響を考慮しながら事業を継続するかが非常に重要な課題となっています。 そこで今回は、翔泳社が日頃お世話になっている京橋紙業の小川さんに、紙卸商としてSDGsについてどう考えているのか、どんな取り組みをされているのかを尋ねました。 小

          環境にやさしい本づくり──紙卸商の京橋紙業が実践するSDGs

          保育施設での重大事故を予防するには

          保育の現場で働いている方にとって、保育施設や教育施設での重大事故のニュースを見聞きするたび、不安な気持ちが募るのではないでしょうか。 「自分のところは過去に事故が起きていないから大丈夫」と思っていても、ちょっとした不注意から思わぬ事故に繋がりかねません。「安全計画」の作成が義務化され、現場の人の意識も高まっているとしても、子どもたちを見守る仕事だからこそ油断は大敵です。 では、万全に万全を重ねるにはどうしたらいいのか。 まずは安全管理の常識や当たり前をしっかり復習するこ

          保育施設での重大事故を予防するには

          令和型の管理職、どんなコミュニケーションがNG?

          今の職場は昭和、平成、令和の価値観が混じり合い、自分がどのようなマネジメントやコミュニケーションを望ましいと思っているか、上司も部下も一致しづらいことが大きな課題となっています。 例えば、上司が現代ではハラスメントに分類されるような言動を適切なコミュニケーションだと考えていたら、20代の部下は心身に不調をきたしたり、嫌気が差して転職したりするかもしれません。 そうした事態を防ぐには、令和の時代にふさわしいマネジメントとコミュニケーションが必要です。その前提として重要なこと

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