東京大学、2024年度、現代文第四問、解答速報


(一)易
外国語を習得するにつれて文学作品の理解は深まっていくが、日本語訳ではその原典が完全には訳しきれていないということ。
フランス語をどれだけ理解しても、フランス語は日本語と異なるため、フランス文学の作品についてすべてわかることはないということ。

(二)易
外国の言葉がもつ微妙なニュアンスまでわかるようになったり、母国である日本の文学の作品への理解が深まるといった、新たな発見の経験のこと。

(三)難
向き合いたくないような自分の欠点(内面)を、自分の思考の中心にない言語である外国語だからこそ、説明できる(表現できる)こともあるということ。(8割ぐらいの答案)

日本語で考えているときには無意識に(深層意識で)向き合うことを避けている自分の内面を、自国語でない外国語で思考すれば(~であれば)客観視できることもあるということ。(こちらがベストな答案)

(四)複数の解答が正答になりうる、やや易か
無意識に成立している自己を、外国語の思考の中で冷静に見つめることで、自分の内面と向き合うことができるから(〜は、本当の自分についてわかる良い機会となるから)。


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