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切るべきお客さん

 お客様一人一人を大切に。よく聞く言葉で、できるならそれに越したことはないのですが、実際にはリソースが限られているので無理です。自転車屋をやっていると、いろんなお客さんが来ます。なぜなら客層が広すぎるゆえ、老若男女老いも若きも、です。

 グッチとかエルメスみたいなハイブランドはその豪華な店構えでもって、客層をコントロールしています。

 ですが、個人の小さい自転車屋でそういったスクリーニングは難しいです。そして、たいていが路面店舗で解放されているため厄介客の来訪に事欠きません。

 で、本題なんですが、お金にならない客はガンガン切っていきましょう。たとえば、3年間毎月無料で空気入れをしてあげていたお客さんがよそのお店で激安中古車に買い換えていた。よその店で買った自転車のセッティングをタダでやれとか、こういったお客さん(客ではないが)に愛想よく根気よく接客し続けても長い目で見て完全に赤字になります。ほかのことにリソース割いた方がいいです。

 自転車は来店頻度の少ない業種です(スポーツ車専門店除く)。愛想よく、いい対応をすればリピートしてくれるのは確かなのですが、その頻度があまりにも低すぎます。そして、単価も低いです。

 超高単価、高頻度な業種ならすこしでも購買につながりそうなお客さん全部に全力で言った方がいいですけど、自転車屋の場合、こういったお客さんはバンバン切っていきましょう。


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