見出し画像

たけもと農場の人材教育論(持論)

人って、たくさんの細胞で構成されてますよね?
これらの細胞、例えば肘。
肘の細胞は、肘の細胞として生まれ、肘としてあるために必要最低限な情報だけ持ってるんじゃないらしいです。
竹本彰吾の情報すべてを、細胞ひとつひとつが全部もってて、その状態で肘に配属されたので、「おし、んじゃ竹本彰吾の肘の担当やりまーす」と、目にも口にもなれた彼が、肘の役割を果たしてくれている。
それが体全体で起こっている。と理解しています。

違っていたらご指摘くださいね。

すべての細胞に遺伝子情報(竹本彰吾の設計図とかスペック表とかってイメージかな)があるってのは驚き!

なぜ今その話を持ち出したかと言うと、たけもと農場の考え方に少し近いものを感じたから。

たけもと農場では、どのメンバーも、どの仕事もできるように、仕事を組むようにしてます。意識的に、そうしてて。
当然だと思ってやってたけど、周りの農家のみんなと話すと、そうでもない話を聞くので、これはなんでなんやろ、と考えてみることに。

いざって時に強い、大ダメージ受けない

風邪ひいた、怪我した、子どもがアレした、介護してる家族がナニした、そんなのって、日常で割と頻繁に起こりやすい。そんな時でも、天気も納期も待ってくれないのでね。

仕事にピンときやすい

これは感覚でしかないけど、分業してて、(部分最適化はとても大事)自分の仕事が結果としてどう会社に貢献できてるか、全体を経験してた方がピンとくる。ピンときたほうが、良いと思ってる。部分最適化も、全体を理解した上でやった方が効果あるし。

チームワークできやすい

これは実感であり、期待してる世界観だけど、全体の仕事を経験すると、好きな仕事・キライな仕事がわかってくる。でも、自分のキライな仕事を率先してやってくれてるメンバーがいる、自分の好きな仕事は誰かの苦手な仕事で、その組体操で会社ってのが成り立ってるって理解が深まれば、チームワークも機能しやすい。もしくは、みんな苦手な作業もあったりもきっとする笑
そんな時も、みんなで時間ごとで分担して、和らげることもできる。

こういう考え方は、「その道のプロ」が出来にくいけど、農場が小さいうちはこのやり方が随分いいと思ってる。周りの農家なかまが分業性やってても、改めてこっちの方が良いと思う。

「よく任せられるね?」と言われたこともあるけど、
はじめっから完全に丸投げしなければ、たいがい大丈夫かと。
精米荷造りについても、任せた当初、発送間違えしたケースは少なくないけど、今はかなり少ない。
・間違えて精米するパターン
・間違えて箱詰めするパターン
・伝票間違ってるパターン
それぞれ、「このタイミングで間違ってないかチェックすればOK」というポイントがあるので、そのチェックポイントを定めてあげれば、問題なければそのままGO、問題あれば、やり直す→結果、お客様に届く時には問題ない!となる。

ミス連発する作業は、外してあげるのが会社としても、その子にとっても・・・という意見もあるけど、量はみることあっても、外さないように心がけている。その子がミスしないよう何を工夫すべきか考えるきっかけになるし、周りが工夫できることもあるし、なんせ「問題は見えるようになった時点で八割がた解決したようなもの」なので、危ない局面は避けつつ、問題は発生させれば良いかと(^-^)

たけもと農場では代々、この考え方で人材教育を・・・
というワケではなくて、
家族以外の(正規)雇用っていうのも、かなり歴史が浅いので、この考え方に歴史の重みで説得力アップははかれないけど、大事な考え方として、整理していきたいですね(^-^)b


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?