認知症の義母の物盗られ妄想。ガジェットに救われた私

認知症について書きます

慣れないnoteを使い始めました。巷には自分のほしい情報がなかったからです。

私はアラフォーDINKS、夫も私も働きながら認知症の母と同居していました。

義母との関係は悪くなかったと思うのですが、結論から言うとうつ病も併発しており、昼夜関係なく襲撃されるように。寝不足で心も疲弊してこのままでは夫婦でつぶれてしまうと思いました。

自分で財布を隠し物を盗ったと詰め寄る義母

認知症の典型的な物盗られ妄想騒動につきあい、財布やら通帳やらを探す日々。時に1時間以上もつきあうはめに。在宅勤務でオンライン会議中にも乱入され、隠す、見つける、また探すのいたちごっこ。

これが子どもの遊びなら未来がある。あまりにも未来のない絶望のループ‥まどマギのほむらに無駄に共感‥繰り返される日常の中の非日常。

探す間も号泣や罵倒はもちろん、狂ったような義母に詰め寄られるわ、隠す場所もどんどん巧妙になるわ‥

藁にもすがる思いで認知症の本を読み漁り、ネットで調べまくりました。そこで得た対応策はみな同じ。

「それは大変！一緒に探します」が正解らしい

「ウソばっかりついて！どうせアンタが盗って実家に送ったんだろ！ワタシも殺すつもりだろ、それなら殺す！」と罵声を浴びせられる中で、そのウケは菩薩でも無理ではなかろうか。

というよりも、あまりにKYなボケだなとセルフツッコミしてしまう。最初は頑張っていたけれども攻撃は一向に止まないので言うだけ無駄に感じてしまった。

病気なのでお義母さんが悪いわけではないのだが、獣のような目で睨まれながらの罵詈雑言はさすがにこちらも疲弊する。

そんな中、私を救ったのはあのガジェット

キーファインダー！
タグを財布に忍ばせておけば、音で場所がわかるというスグレモノ。さっそく財布、通帳、バッグなどに仕込む。

探し物発見器 キーファインダー 
Amazonで2300円程度

キーホルダーのようなリモコンでボタンを押せば、タグから音がなる仕組みなので布団の隙間に巧妙に隠してある通帳もすぐに発見できます。

たったこれだけで時短ができるのです。
私が知りたかった情報はこれです。

もちろん受け答えとして怒ってはダメ、訂正してはダメという情報は必要です。それでもあえて言いたい。

ほとんどの情報は、介護者を救ってくれない

私は介護優等生ではないのかもしれません。でも、お互いに潰し合うことを回避したい。少しでもテックやハックで回避できることがあればその方がいいと思うのは悪いことでしょうか？

そう思ってこの記事を書きました。

ちなみにキーファインダーはいろいろなタイプが売られています。私の購入したものはほどよい価格で最低限のことができるものとしてはとりあえず合格ですが、ちょっと大きくて厚みがあり、気づいて排除されたりもします。

他にもっといいものがあるよ、などみなさんからも教えていただけると嬉しいです。