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スダックスを見くびるな

スダックスこと須田仁之さんについて紹介します。ぼくとの関係性としては、監査役として支援いただいています。

■プロフィール
20代:イマジニア社長秘書、ソフトバンク放送子会社立上げと株式上場(IPO)、YahooBB事業立上げ→30代:アエリアCFOでIPO、ベンチャー支援。現在:複数スタートアップの役員・アドバイザー。関与先弁護士ドットコム、クラウドワークスが株式上場。現在は複数のベンチャー企業役員・アドバイザー等。自称「エンジェル労働家」

起業のキッカケを作ってくれた人

須田さんとは、ぼくがフリーランス時代のふらふらしている時代に出会いました。

ぼくが「フリーランス生活をしていてもそこそこ生きていけるしまぁ楽しいが、うだつが上がらないんすけど、どうしたらいいすかね」と相談したところ、「とりあえず起業したらいいじゃね」と軽いトーンでアドバイスいただきました。

法人登記前の2013年秋ごろから定期的にmtgを行って会社設立準備を一緒に行いました。現在の会社名も須田さんと二人で20〜30社名案をアイディアを出し合って決めています(もっと真剣に考えとけばよかったと思いつつ、何もやりたいことはなかったのでノリで名付けました)

振り返ると、須田さんに出会ってなければ会社を設立していませんでした。

スダックスチルドレンの7訓

須田さん関与先でスダックスチルドレンというグループ(?)があります。スタートアップ界隈には小澤牧場、千葉道場、有安パッケージなどございますが、界隈における最弱の集まりです。

須田さん自身も何度も上場に携わり、数々のスタートアップを見てきたなかでの言葉は、須田さんらしさが滲み出ており大好きな言葉です。

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影響を受けたこと①:実行力の強さ

須田さんから特に影響を受けたことは、とにかく実行力の強さ。すぐ決める/すぐやる、という超基本的な部分の強さは須田さんからむちゃくちゃ影響を受けました。

ビジネスの世界では意外とすぐに実行しきれていない会社やヒトはいるので、当たり前にやりきるというふつうのコトをやるだけで競争力が出るんだなということを須田さんから教えられた気がします。

実行力を感じる例として、須田さんはmtg後に持ち帰らずにmtg中にアクションを実行しきることが多々あります。mtg終了時に誰が/なにを/いつまでにというアクションを設計することはありますが、須田さんの場合はmtg時間内にタスクを実行しきる姿勢は、事業の推進スピードが上がるので良いなぁといつもおもいます。

影響を受けたこと②:無駄や余白の大切さ

須田さんの愛され力、突っ込まれ力、隙があるキャラクターはとても必要だなと時が経つにつれて実感します。

今までは仕事をしていると期待される役割/やるべきtodoを実行していれば、極論仕事は成立するんじゃないかと思っていました。todoをこなしているだけだと、仕事を依頼するだけの関係で互いに助け合うことが少なくなる、新しいアイディアの着想につながるラフなコミュニケーション機会が無くなってしまう状態になりやすくなります。

須田さんは「同じ釜の飯を食う、裸の付き合いで風呂に入る、mtgの良い空気作り」の大切さを力説しています。ヒトとヒトとの間におけるコミュニケーションにおいて、互いの人間性を伝え合い分かり合うをつなぐことが、結果として中長期的な顧客への良い価値提供に影響してくるんだなと学びました。

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蛇足。2019年4月の全社mtgで使った資料

一家に一台冷蔵庫のように、ベンチャー企業に一人須田さんを置いておけば、良い空気づくりをしてくれる潤滑油として重宝するなと感じます。

スダックスを見くびるな

スタートアップ界隈において、特に20代の起業家において須田さんのことを見くびっているように感じるヒトがたまに存在します。ぼくは須田さんを凄さを感じているので、如何に素敵なヒトなのかを伝えるためにnoteを書きました。

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Y Combinatorが表した「スタートアップが通る道」という図が有名ですが、スダックスへの期待の谷があると唱えています

下記、ぼくが感じたスダックスへの期待の変遷です。須田さんに愛と礼節をもって接してもらえると幸いでございます。

【1】期待高い:出会う前/出会った直後
上場請負人、多数アドバイザーしててなんかすごそう!と思う
【2】期待値下がる:何度かコミュニケーションを重ねる
相談しても問いがざっくりしてて暖簾に腕押しになる、泥酔話など含めてこのヒト大丈夫かと思う
【3】期待値が少し上がる:近い距離で数年付き合う(人間性を知る)
須田さんの強さに気づく。ベンチャーを数年やっていると辛い事象は多数起きるので、須田さんのポジティブさや実行力の尊さを知る(イマココ


改善希望事項

褒めすぎてもアレなので、改善希望事項も併せて提示いたします。

【1】ケースバイケースって言い過ぎ
須田さんに対して物事の相談をすると「あ゛あ゛ー、ケースバイケースだからなーー」のような回答が多いです。物事はケースバイケースなのが事実なのは分かります。

ただ、多分に須田さんに相談するケースにおいて想定されるのは、須田さんの経験則に基づいた事例を知りたいのです。正解を求めているのではなくて、引き出しの一例を知りたいんだ。ということを少しでいいので認識頂けると幸いでございます。

【2】ユーザーのせいにするな
須田さんはパーソナリティとしてVoicyで配信をしています。

一時期、ユーザーからコメントが付かないことに対して会うたびにコメントしないユーザー(ぼくはヘビーリスナーです)に対してコメントを書け!と言っていました。

これはパーソナリティの須田さん側の問題ですよ。例えるならばソーシャルゲームで遊んでくれない、課金してくれないユーザーが悪いと言っているようなもの。コンテンツ提供側の価値提供が足りていないということを認識し、自分を改善しろ。

まとめ

ふりかえると、10歳ちかく年下で生意気で失礼な僕に対してイヤな顔をせずに付き合っていただいて感謝しています。当たり前なことをやり切るという須田さんのスタイルが、会社のカルチャーとして強く影響しているなと改めて感じました。

>須田さんへ
todo溜まっていると思うのでやりきってくださいね。ぼくはメモしているので。


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