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LINEのペンギンにハマって立体化してもらった話

LINEのビデオ通話のとき、顔を隠す用につくられているペンギンがいるのをご存知だろうか。

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この子である。

公式が2018年に、名前がないことを公言している。

私はこのペンギンが好きだ。たまらない。表情が動くのもよいし、いつも手(羽根)をふわふわさせているのもかわいい。

そしてなにより、恋人とビデオ通話するときに、彼がこのペンギンを使っているため、ペンギン=恋人というのが刷り込まれてしまったのだ。

なんとかしてこのペンギンの立体造形物がほしい。
粘土やスカルピーだったら自分で作れる。
でも、ふわふわ感がほしいから、羊毛フェルトがいい。

そう思い続け、ある日、Twitterで募集をかけた。

想定していたギャラは、材料費もろもろ込みで2万。
すぐに、ある方から連絡があった。その方はぬいぐるみ作家の、まばたき88さんである。とんとん拍子に話はすすみ、2週間後にまた連絡しますとのことで話がついた。材料を取り寄せるところから始めて2週間というのはめちゃくちゃに短い。びっくりした。

そして2週間後……

完璧だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

完璧だあー!!!!!!!!!!!!

二次元から三次元に起こす、しかも資料は1枚のキャプチャだけ、作るのはとても難しかっただろうと思う。まばたき88さんには感謝しかない。めちゃくちゃ長文の感謝のDMを送ってしまった。喜んでくださったのでよかった。

私はなんとかして、LINEのペンギン担当者さんにこのことを伝えたかった。TwitterでLINE公式にリプしてみたり、画像にタグ付けしてみたりしたが、返信はいっさいない。うーん……。もう、これ以上打つ手はない。

で、だ。外で写真を撮ったりしている。ここは東京狂った街、他人がぬいぐるみを撮っていようが、興味のない人が多くて助かる。いや、実際は引いているかもしれないが、知らん、関係ない。知らん人にどう思われようとかまわない。

ぬい写の先輩から、透明ポーチに入れると失くさなくて良いと聞いて買ったぬいぐるみ専用のポーチがめちゃくちゃ良かった。これで汚れないし、ポーチに出し入れすることによって、存在を確認できる。先人の知恵というのは馬鹿にできない。感謝感謝である。

しゃべらせたりしている。痛いと思われてもいい。もう夢中すぎて。

公式で名前がないので、つけた。おやつ。誰にも嫌われない名前、おやつちゃん。昔飼っていた、最高にかわいかったハリネズミと同じ名前。

ああ、この思い、LINEのペンギン担当者さんに届けばいいのに。
みなさんが作った、名もなきペンギンを愛している者がここにいることを伝えたい。こんなにかわいい生き物を生みだしてくれてありがとうと言いたい。届け……。

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