『鬼滅の刃』にハマって10年ぶりくらいに漫画を買おうと思った話

2020年6月27日、突然、アニメ『鬼滅の刃』を観始めた。もちろん存在は知っていたし、売れていることも知っていた。売れているのなら面白いだろうという気持ちだった。この少し前頃、本誌に最終話が掲載されていたはずだが詳細にはわからないし調べていない。ともかく、興味を持ったのだ。

率直に言うと、3話『錆兎と真菰』がきつかった。修行パートはどうしても必要だとはいえ、ちょっとだるくて早送りしてしまった。いつか面白くなるはずだから、と先へ進む。そして9話『手毬鬼と矢印鬼』で矢印が画面に出てきた瞬間、おもしろくなってきた! と思った。

CGはめちゃお金かかっているように見えるし、作画も安定していてすんなり観られるところが良い。説明セリフがめちゃめちゃ多いのには最初びっくりしたが、観ているうちに慣れた。伊之助と善逸が出てきたあたりからかなりコミカルになったのにも戸惑ったが、すぐに慣れた。こういうものなんだ、と思って観ていた。伊之助かわいい。ほわほわしてかわいい。

そして19話『ヒノカミ』である。圧倒的だった。こういうのを神回って言うのかな。台湾でも19話から人気が出たとどこかで読んだし、鬼滅を観ている人はみんな19話が良いと言うんじゃないのかなあと思っている。

私はアニメが好きだった。だった、というのは、今、継続視聴しているアニメがないからだ。『推しが武道館いってくれたら死ぬ』が終わってから、深夜アニメを観なくなっていた。一番好きなアニメは『イーオン・フラックス』(映画版は未見、観なくていいと判断)で、子供の頃は『セーラームーン』シリーズや『ふしぎの海のナディア』にハマり、おとなになってから『ハートキャッチプリキュア!』『魔法少女まどか★マギカ』にハマった。『ハートキャッチプリキュア!』は、結婚式の朝に観ていて、アニメ嫌いの当時の夫に怒られた思い出がある。

話を鬼滅に戻そう。アニメを全部観た私は、続きが気になり、会社の人から単行本7巻以降を全部借りた。柱が死んだり死んだり死んだりすることに心が耐えられなくなるかと思ったがそんなことはなかった。描写が丁寧だからだろうか。ちなみに柱の中だとしのぶさんが一番好きだ。ニコニコしていながら実はずっと怒っているというのがハルクみたいだなと思っている。
次に好きなのが煉獄さん。仕事でちょっとストレスがたまったときには煉獄さんのように振る舞うことでイライラから逃れられた。柱ってすごいね。

漫画を返し、私はまたすぐにアニメを観始めた。1〜8話は飛ばして9話からを何度も観ている。楽しい。ヒプノシスマイクのときと違って、イメージアクセサリーを作ろうという考えには至らなかったし、今後も作らないと思う。和モノを作るのはあまり得意ではない。二次創作をあさることもしていない。なんだかそういう気持ちになれない。興味がない。アニメがあるんだから、他のものはいいやというかんじ。私と作品との関係がすべてだ。

今は映画版が楽しみで仕方ない。きっとぐりぐり動くだろうし、煉獄さんかっこいいだろうし、期待しているクオリティ以上のものが観られるだろうと信じているからだ。きっとアニメ二期もあるだろう。

私が最後に買った漫画は、2009年発行の『ウルトラヘヴン』3巻だったと記憶している。私は漫画をまったくと言っていいほど読まない。しかし鬼滅は先が気になる、あと2巻でとても綺麗に終わるらしいと聞いたので、その2冊は自分で買おうかと思っている。でも最後だけ持っていてもしょうがないから、そのうち全巻買ってしまうんだろうな。


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