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Football Manager 欧州5大リーグプレイガイド

Football Managerにて、私は主にヨーロッパの5大リーグ(イングランド・スペイン・イタリア・ドイツ・フランス)のトップディビジョンでプレイをしています。

そんなわけで、独断と偏見に満ちた各リーグの解説をしたいと思います。

なお、ここに書いてある内容はゲーム内の時間経過で変化する要素も含んでいます。
そのため、ゲーム開始からだいたい10年後くらいまでの解説となります。

なお、以下の「難易度」の表記は☆が多いほど難しいことを表しています。


1.イングランド(Premier League)

  • 資金力:☆☆☆☆☆

  • 移籍活動の容易さ:☆☆☆☆

  • 難易度(大陸大会出場権):☆☆☆☆

  • 難易度(優勝):☆☆☆☆

リーグ戦の賞金と放映権料が非常に高額なうえに、入場者も多く、スポンサー収入も高めなクラブが多く、リーグ全体の資金力は世界最高。
そのため、中堅・下位のクラブですら、他国のリーグの上位チーム(Paris Saint-Germainの様な突出した資金力のあるクラブを除く)を上回る資金力を持つ。

資金面の制限に関して言えば、リーグ独自のフィナンシャルフェアプレイがあるが、そもそも収入が莫大なので多少の制限があったところで大した問題ではない。

上記の恵まれた資金力に加えて、ゲーム開始時点では世界最高のリーグ知名度もあるため、獲得可能な選手が多く、移籍活動はかなり自由度が高い。

一応、選手獲得には労働許可というハードルはあるものの、このリーグで戦力になるレベルの選手や、将来性のある若手選手なら問題にはならない。
それに加えて、労働許可が下りなくても選手を獲得できるESC枠(最大4名)もあり、労働許可が原因で選手の獲得をあきらめる、というケースは極めてまれ。

さて、ここまでの説明では、いかに恵まれたリーグなのかを書いたが、「リーグ全体に資金力があり、移籍活動も容易」ということは、裏を返せば、それだけリーグ内の他のクラブが強敵になるということである。

いわゆるBIG6やNewcastle・Aston Villaあたりの大陸大会出場権を争うクラブは極めて戦力が高い。
特に優勝争いをするManchester CityやLiverpool・Arsenalあたりは、世界最高レベルの選手が揃っている。
そのため、優勝はもちろん大陸大会出場権の獲得も、それらのクラブを上回らないといけないわけで、難易度はかなり高いと言える。

また、イングランド特有の難しい点として、過密日程がある。
まず、リーグ戦に加えて国内のカップ戦が2つあるため、単純に試合数が多い。
そのうえ、毎シーズン、ボクシングデー(12月26日)と元日は必ずリーグ戦が開催されることになっているため、年末年始は中2日や中1日がざらにある超過密日程となることが多い。
この過密日程を乗り切るためには、選手層の充実と、勝ちにいく試合・捨てる試合の見極めが大事。

2.スペイン(La Liga)

  • 資金力:☆☆

  • 移籍活動の容易さ:☆☆☆

  • 難易度(大陸大会出場権):☆☆

  • 難易度(優勝):☆☆☆☆

イングランドのPremier Leagueに次ぐ世界第2位の知名度を誇るリーグながら、Real Madridを除けば、資金力はあまりないリーグである。
リーグ戦の賞金がなく、リーグから各クラブには放映権料が分配されるだけ(放映権料の一部が順位に応じて増減するため、これが賞金のような役割ではあるが…)なうえに、その放映権料もEngland Premier Leagueの半分程度なことは、資金力の低いクラブが多い原因であると言える。

資金力が低いため、特に下位のクラブでは、いかに移籍活動を上手く行えるかが重要になってくる。

移籍活動については、大きく2つの制限がある。
選手登録における非EU圏選手の制限と、サラリーキャップである。

非EU圏選手の制限はシンプルで、トップチームの選手登録にて非EU圏選手は3名までしか登録できない、というもの。
なお、この場合の「EU圏」は厳密にEU加盟国のことではなく、イギリスを除くヨーロッパとアフリカの大半の国が該当する。
そのため、非EU圏として扱われるのは、実質的にイギリスと南北アメリカ大陸やアジアの国になる。
それに加えて、中南米の国籍を持つ選手は、2年間スペインに滞在することでスペイン国籍の取得が可能なので、非EU圏の選手として南米の選手を中心に獲得していると、非EU圏選手の制限は意外と問題にならなかったりする。

もう一つの制限であるサラリーキャップは、現実よりもかなり簡略化された形で実装されており、トップチームに選手登録できる選手の給与の合計額に上限があるというもの。
この上限は、主に収入と支出の予測で決まるようなのだが、上限が決まるタイミングでの給与予算額によっても変わったりするため、正確なロジックは分からない。
というか、ゲーム内のリーグのルール説明にも一切の記載がない
サラリーキャップがあるため、身の丈に合わない高給取りな選手の獲得は困難になっている。

また、スペインの独特なルールとして、選手との契約には必ず契約解除最低額を設定する必要がある。
このため、活躍した選手や将来有望な若手が、契約解除最低額によって金満クラブに引き抜かれるということが起こりうるので注意が必要。

リーグ内の戦力に関して言えば、Real MadridとBarcelonaの2クラブが突出した戦力を誇る。
この2クラブに続くのがAtlético de Madrid。
上記3クラブの壁は高く、優勝を目指す難易度はかなり高い。

一方で、それより下のクラブはというと、上位と下位の戦力差はそこまで大きくはなく、下位予想のクラブでも、戦術や移籍活動を工夫すれば、上位進出はそれほど難しくはない。

3.イタリア(Serie A)

  • 資金力:☆☆☆

  • 移籍活動の容易さ:☆☆

  • 難易度(大陸大会出場権):☆☆☆

  • 難易度(優勝):☆☆☆

資金力的にはスペインよりは多少はまし、あるいは同程度、といったところのリーグ。
リーグ戦の賞金こそあるものの金額は控えめであり、放映権料もそれほど高くはない。

そのため、スペインと同じく、いかに移籍活動でうまく立ち回れるかが大事。

移籍活動における制限は独特で「1シーズンに国外から獲得できる非EU圏選手の人数」に制限がある、というもの。
制限を超えて獲得した選手は、そのシーズン中はリーグ戦への出場資格がない。

この人数制限が、シーズン開始時点でクラブに所属している非EU圏選手の人数によって1~3名に変動し、条件を満たせば1名だけ上限を増やすことができたり、イギリス構成国の選手は特殊な扱いだったり、そもそもイタリア国内からの獲得の場合は制限の対象外だったりと、かなり複雑。
そのうえスペインと異なり「EU圏」の判定が厳密で、EU加盟国以外ではEFTA加盟国(アイスランド・スイス・ノルウェー・リヒテンシュタイン)だけが該当する。
多分、実際にイタリアのクラブでプレイしてみて、上限を超えて非EU圏選手を獲得する経験をしないと理解するのは難しいと思う。

リーグ内の戦力に目を向けると、InterやMilan、JuventusにNapoliあたりは強いことは強いのだが、イングランドのBIG6やスペインの上位3クラブあたりと比べると絶望感はない。
流石に残留争いが予想されるクラブで優勝を目指すのは難易度は高いが、予想順位が10位くらいのクラブなら優勝を目指すのは非現実的とは言えない、といった感じ。

4.ドイツ(Bundesliga)

  • 資金力:☆☆☆☆

  • 移籍活動の容易さ:☆☆☆☆☆

  • 難易度(大陸大会出場権):☆☆

  • 難易度(優勝):☆☆

初めに結論を言ってしまうと、今回紹介する5大リーグの中では、最も難易度が低いリーグ。
一言で表すなら「Bayernの調子次第」なリーグ。

リーグ戦の賞金(放映権料含む)が高額で、入場者数も多いので、イングランドほどではないが資金力は高い。

そのうえ、選手の獲得・登録における制限がほぼないため、移籍活動の自由度は極めて高い。
過去には、トップチームの選手を全員ドイツ人以外にする、という縛りプレイをしていたプレイ日記があったほど。

それでいて、現実のドイツの各クラブの堅実な経営を反映しているのか、高額な選手の獲得は少ない印象。
そのせいか、資金力がある割に、イングランドの様な熾烈な競争のあるリーグになりづらい。

リーグ内の戦力については、Bayernが頭2つくらい飛びぬけた戦力を誇る。
それより下のクラブは、もちろんRB LeipzigやDortmund・Leverkusenあたりは強いのだけれども、下位クラブでも上位進出を狙える程度には戦力差は少ない。

そんなわけで、優勝を目指す場合の障害は実質Bayernだけであり、Bayernが勝ち点を取りこぼしてくれると、意外とあっさり優勝できたりする。
一方で、Bayernが好調だったシーズンでは、34試合制のリーグ戦で勝ち点90を超えても優勝できないことがあったりするので、本当に「Bayernの調子次第」で難易度が変わるリーグである。

5.フランス(Ligue 1)

  • 資金力:☆

  • 移籍活動の容易さ:☆☆

  • 難易度(大陸大会出場権):☆

  • 難易度(優勝):☆☆☆☆☆

正直なところ今回紹介する5大リーグの中で、他4つと比べるとワンランク落ちるリーグ、という感想のリーグ。
ただし、例外である1クラブを除く

資金力はスペイン・イタリアよりも低く、経済規模の小さなクラブが多い。

移籍活動における制限は、トップチームの選手登録にて非EU圏選手は4名までしか登録できない、というもの。
「EU圏」に該当する国はスペインよりも多いので、制限は緩いと言える。

また、フランス独特のルールとして、契約解除最低額を設定できない、というものがある。(降格時の契約解除金などは設定可能)
ここは、契約解除最低額が必須のスペインとは対照的である。

リーグ内の戦力については、「Paris Saint-Germainとそれ以外の17クラブ」と表現できるほどParis Saint-Germainの戦力が突出している。

同じ1強のリーグであるドイツと比べても、リーグ内におけるParis Saint-Germainと他のクラブとの戦力差は大きい。
具体的に言えば、34試合制のリーグ戦で、Paris Saint-Germainは毎年コンスタントに80点台~90点台の勝ち点を叩き出すほど。
そのため、優勝を目指す難易度は極めて高いと言える。

一方で、Paris Saint-Germain以外のクラブ同士での戦力差はそれほど大きくないため、ある程度慣れたプレイヤーであれば大陸大会出場権の獲得は難しくない。

6.まとめ

以上、5つのリーグについて紹介しましたが、ゲームに慣れていないうちはドイツがお勧めです。
少し慣れてきたらイングランド、ある程度制限がある状態でプレイしたいならスペインかイタリアがお勧めです。

フランス?
何シーズンもシルバーコレクターになっても、心が折れない自信ある方のみお勧めします。

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