【デザイン】女性の年代別デザインの特徴
デザインの制作において、心がけているポイントを紹介します。
特に意識しているのは、対象の年代別のデザインの違いです。同じ女性に向けたデザインでも、年代が変わると趣味嗜好が変化します。好きに作ると、どうしても制作者の趣味に走り偏ってしまいがちです。そこで、内容を届けたい年代に響くデザインを目指してリサーチしてみました。 その特徴を、イメージがしやすいように、バレンタインデーメッセージカードを、年代別でデザインしてみました。
●10代〜20代前半
情報がギュッと詰まっていて、装飾的で盛りだくさんな印象です。派手さや可愛らしさ、メリハリのあるデザインなど、目立つデザインが好まれます。
情報量:多い
余白:少ない
色遣い:カラフルでポップな色、彩度の高い色、パステルカラーなど1つのデザインに使用する色数も多めな印象
書体:丸みのあるゴシック体や、太めのゴシック体、デザイン書体など
書体例:筑紫A丸ゴシック-E・丸フォーク・MB101など
●20代後半〜30代
おしゃれさや上品さ、大人可愛いデザインなどが好まれます。情報が詰まっているよりも、大胆な余白を活かして洗練された質の高い情報が載っているように見える印象です。
情報量:少ない
余白:多い。余白を多く使い高級感や余裕のある印象を演出
色遣い: 彩度の低い色、白を基調に、アクセントとなる色を足しているものが多い。1つのデザインに使用する色数は3〜4くらいで、統一感がある印象
書体:細めのゴシック体や、明朝体など
書体例:A1ゴシック-L・A1明朝など
●40代〜
落ち着いて高級感があり、情報が伝わりやすく、読みやすい可読性の高いデザインが好まれる印象です。余分な装飾は無くし、極力シンプルなものが多い気がします。
情報量:普通
余白:やや多め。情報をしっかり分けて分かりやすくするために余白を活用色遣い: 彩度が低く明度の低い色。1つのデザインに使用する色数は、最小限に絞られシンプルな印象。背景と文字のコントラストを強くて読みやすくする
書体: 適度な太さで読みやすいもの
書体例:A-OTF UD黎ミン Pro・ヒラギノUD角ゴなど
まとめ
ご自身の年代のデザインは気に入りましたか?
雑誌やWEBサイトを見るときに、どんなデザインが好きかを意識してみると面白いかもしれません。