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【CSS】ズームしながら、ふわっと表示が切り替わるスライドショーを作ってみよう


最近は動くヒーローイメージが当たり前になってきましたね。
今回はjQuery、JavaScriptを使わずに、CSSだけでズームしながらふわっと表示が切り替わるスライドショーを作ってみたいと思います。


デモの確認

background-imageで表示するパターンと、imgタグで表示するパターンを用意してみました。

フェードイン・フェードアウトの動きは共通です。

スライドアニメーションに関してはどちらもCSSのanimationで実装しています。

HTML/スライドの中身を囲む

<div class="main_imgBox">
      <div class="main_img" style="background-image: url(###)"></div>
      <div class="main_img" style="background-image: url(###)"></div>
      <div class="main_img" style="background-image: url(###)"></div>
      <div class="main_img" style="background-image: url(###)"></div>
      <div class="main_img" style="background-image: url(###)"></div>
      <div class="main_img" style="background-image: url(###)"></div>
    </div>

main_imgBoxで、スライドの中身を囲んでいます。

CSS/スライドの高さや幅を設定

.main_imgBox {
      height: 680px;
    overflow: hidden;
    position: relative; }

ここでスライドの高さや幅を設定します。

overflow: hidden;にし、imgがズームした時にはみ出た部分を隠します。
このboxが基準となるのでposition: relative;とします。

  .main_img {
    z-index:10;
    opacity: 0;
    width: 100%;
    height: 680px;
    background-position: center center;
    background-repeat: no-repeat;
    background-size: cover;
    position: absolute;
    left: 0;
    top: 0;
    -webkit-animation: anime 36s 0s infinite;
    animation: anime 36s 0s infinite; }

スライドの中身です。
初期値をopacity: 0;にして表示を隠します。外接リサイズになるようbackground-size: cover;とします。position: absolute;で、スライドの中身を.main_imgBoxに合わせて重ねます。
紙芝居のようなイメージでスライドをを切り替えていくような構成です。

animation: anime 36s 0s infinite;

animationにanimeという名前をつけます
6枚のスライドを6秒ずつ、36秒間かけてアニメーションし、infiniteによって再生をループします。

CSS/スライドショーを順番に出す

 .main_img:nth-of-type(2) {
      -webkit-animation-delay: 6s;
      animation-delay: 6s; }

    .main_img:nth-of-type(3) {
      -webkit-animation-delay: 12s;
      animation-delay: 12s; }

    .main_img:nth-of-type(4) {
      -webkit-animation-delay: 18s;
      animation-delay: 18s; }

    .main_img:nth-of-type(5) {
      -webkit-animation-delay: 24s;
      animation-delay: 24s; }

    .main_img:nth-of-type(6) {
      -webkit-animation-delay: 30s;
      animation-delay: 30s; }

animation-delay: で、アニメーションの開始時間をずらします。
6秒づつで現れるスライドが切り替わります。

@keyframes/アニメーションの動きを指定

@keyframes anime {
  0% {
        opacity: 0;
    }
    8% {
        opacity: 1;
    }
    17% {
        opacity: 1;
    }
    25% {
        opacity: 0;
        transform: scale(1.2) ;
         z-index:9;
    }
    100% { opacity: 0 }
}

opacity: 0;で表示の変更。
transform: scaleでサイズの変更をします。

3秒目から、3秒目かけてフェードイン。36秒間かけてアニメーションするので、3秒は8%、6秒は17%ですね。6秒後に次のスライドが再生されるので、ここからまた3秒目かけてフェードアウト。この間、1.2倍まで画像はズームされます。
6枚目よりも1枚目が上に来るようにz-indexを一つ下げています。

少しわかりにくいですが、図にするとこんな感じです。

そのまま実装しても動きますが、この計算がわかっていると、スライドの枚数や時間の変更をするときに調整ができます。また、動きを変えてみたり、上に文字を乗せてみたりと、色々試してみると面白いと思います。

まとめ

javascriptやプラグインを使うほどじゃないときに、この方法を知っていると便利です。
animationのくわしい解説はこちらも参考にしてください。
【CSS】animationで、ふわふわさせたり、ブルブルさせたりしてみよう