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Techbookの5年を振り返る(後編:さよなら「コンテンツマーケ」)

前編はこちらです。

コンテンツマーケティングを事業としてスタートしたTechbook。しばらくして事業は一応の軌道に乗ったものの、僕の違和感は拭えないままでした。

そしてその違和感が確信に変わったのは2016年の年末。あの出来事が起こりました。

2016年の年末に起きた「あの出来事」

※特定の組織や個人を批判する目的ではないので、名称は伏せます。

「あの出来事」を端的に言うと、某有名企業が信頼性の低いコンテンツを量産していたことが明るみになった、というものです。

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巨大なトラフィックを保有する複数キュレーションメディアを運営していたので、一つ疑いがかかると全てにおいてそういう運営をしていたのではないか?と大きな注目が集まりました。

当時、筆頭となったその企業以外にも、コンテンツマーケティング、あるいはキュレーションメディアの名のもとに、不当にコンテンツの量産に関わった人がいたのは間違いありません。

Techbookも「コンテンツマーケティング支援会社」を名乗っていたので、他人事ではありませんでした。

僕は関わった全ての人たちが悪人だったとは思えません。でもインターネットを介すると、人は時に向こうにいる人を見れなくなる。面と向かえば感じる温かみや感情も、無いものにできてしまう。

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そこには僕が「Techbook」に込めた「人が幸せになる」という物語は存在しませんでした。僕はコンテンツマーケティングにロマンを抱き、現実を目の当たりにして、情熱を失いました。

コンテンツマーケティングから離れていく

時期を同じくしてTechbookへの問い合わせは減り始め、2017年11月に僕は初めての自社ブランド、Auna(当時はNICE n EASY)のクラウドファンディングをスタートします。

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同時に「Techbook」の更新を止め、クライアントワークの新規案件を停止しました。

僕が抱いていたロマンは何だったのか。僕が信じた何かは、ただの幻想だったのか。答えを探す間もなく、僕はAunaに集中するようになり、コンテンツマーケティングから離れていきました。

 ※Aunaについてはこちらをどうぞ。

2020年の今

時は経ち、2020年の今はAunaとクライアントワークを両立し、後者では、ブランディングにも関わる、より広く深い仕事をさせていただいています。

経緯を詳しく書いたのがこのnoteです。

クライアントに恵まれ、ありがたいことに「コンテンツマーケティング」の冠が無くてもお仕事をいただけるようになりました。そして距離を置いたことで、いろいろ見えてくるものもありました。

今は改めて提供できる価値を言語化し、体系化する方法を模索しているところです。(この話はまた別の機会にぜひ)

さよなら「コンテンツマーケ」

僕はブランドや企業が、自身の周辺にある情報をコンテンツにして届けることは、半永久的に行うことだと思っています。

まるで雫が岩を穿つように、あるいは田畑を耕すように、顧客との間の見えない境界線を超えてメッセージが届くことに、今でもロマンを感じます。

でも、かつて巷で話題になった「コンテンツマーケ」には、ちゃんと、さよならをしなくてはならない。そう思っています。本質をもう一度見つめて、クライアントに本当の意味で価値あるものを提供するために、さよならと。

2015年3月に創業して以来、何度も口にしたコンテンツマーケ、ありがとう。そして、さよならコンテンツマーケ。

最後に(Techbookは名前を変えます)

実はTechbookは名前を変えることにしました。新会社名や、これからどんなことをしていくのかなど、別のnoteで改めて書きたいと思います。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。

そしてより深く(deepに)お届けできるのはこちらのstand.fmです。前後編をギュッと凝縮した内容になっているので、ぜひ聞いてみてください。


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Founder of Vann Inc. (https://vann.tokyo ) 「境界線を深耕する」& Auna(https://auna.asia ) Client: YRGLM /SUPER STUDIO #D2C ←Onestar←CCC(代官山蔦屋書店Anjin)

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