20/01/03 受験生のいとこを見て

今年も年末年始がやってきた。私も実家に帰り、祖母の家に顔を出す。祖母の家は現在叔父との二世帯住宅で、祖母と叔父家族が住んでいる。叔父の子供であり、私のいとこにあたる双子の兄、弟は今年大学受験を控えた受験生である。兄は県内一位の進学校で成績も良さそうだ。一方、弟の方は県内二位の進学校であるが、どうも落ちこぼれてしまったらしい。今日はこの弟を見て思ったことを書こうと思う。

もちろん家族で集まるとこの二人の受験の話になる。するといつも叔父は

「兄は大丈夫だろうけど、弟はあまり勉強してなさそうだからダメだろう」

という。これだ。受験生を苦しめるのは。もちろん親の気持ちもわからなくもない。私は普段の弟を見ていないので、実際本当に勉強していないか分からない。だが、二人の様子を見に行った時にはきちんと勉強していた。

しかし、最も身近である親がこのようなあたかも期待していないような発言をすっるのは本当に腹立たしい。我が子の成績が上がれば、嬉しいはずなのに、その可能性の芽をを親が摘んでしまっている。まるで、今にも出ようとしている杭を打とうとしているのである。

かくゆう私も受験の頃は勉強を真面目にしていたが、この時期に成績が上がらなかった。受験期で不安定な心に追い討ちをかけてきたのは三者面談の母の言葉である。

私「先生、〇〇大学受けてみたいです。」

母「この子はどうせいけませんよね、先生」

この言葉を聞いた時、私の中で何かがぽきっと折れた。今までは何とか保っていた心も今思えば、維持できなかったように思える。

結果的に私は一浪し、都内でのまあまあ上位な大学に入ったが、そのあと大学院で東大院へ進学することができた。院試は大学入試よりも簡単などそういうことは抜きにして、我ながら頑張ったと思う。今は家族で東大に行った人はいないということで、自分でいうのもあれだが一目置かれる存在となっている。そして、母の対応も変わった。ご近所にも自慢の息子のような感じで話しているらしい。。。

昔から私の家族は概ね努力を冷やかすタイプの人間だった。私が部活の自主練をやっている時、何か新しいことを使用とする時、何かにつけて冷やかされた。このような家族と同じようになりたくないと思ってこれまで生きてきた。

ところで、人間は周り5人の平均になる

という言葉がある。今になって思うが、この周りの5人をどう選んでいくかというのはとても重要に思える。周り5人の思考にどうしても似てしまう。

高校生まではほぼ必ず5人中に家族が含まれると思う。なので、家族の思考はとても重要であると思う。

私は家族を反面教師として見ていたため、相手を冷やかすということという面にをいては似なかったと思う。しかし、従兄弟たちはどうか。もしかすると、似てしまうもしれない。他人の努力を冷やかし、出ようとする杭を打ち付けるかもしれない。

センターまでとりあえずあと二週間、この二人にエールを送りながら、誰かが努力していたらエールを送れるような人に育ってほしいと思う。

拙い文章を読んでくださいましてありがとうございました。論理構成など意識しながら今後頑張っていこうと思います。

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