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にじさんじ非公式wikiの編集は楽しいよというステマ話

前置き

2020年5月1日、にじさんじ所属バーチャルライバー健屋花那さんの新着ツイートを見た。

ライバー本人からにじさんじ非公式wikiに触れてくれることは今となってはよくあることだが、このようにまとめツイートの形で触れてもらえるとは珍しいなと思いながら、とても心が躍ってしまった。にじさんじ性癖コンビのページを作成し、記事の大半を編集しているのは、私だから。

(wikiは匿名の編者同士で作っているもので、一応このページにも他の編者もいらっしゃる様子なので、別にこの記事で自作発言を強調するつもりではないことを一応前置きしておく。)

作りたての時はまだ性癖コンビお泊り会第1回目の頃で、二人の馴れ初めをまとめたいと思ったのがきっかけだ。

それからだんだん記述を増やしていき、2月末にはだいぶページとして面白いものになったと思う。

それからとある著名な作家さんがこのページを読んだというツイートを見かけた。wikiを見て性癖コンビのファンアートを描こうとしてくれたきっかけになったそうで、ファンDiscordでひっそりツイートを共有して「やったでおい」と喜びを分かち合ったりもした。
すっかり性癖コンビに夢中になってしまった私は彼女らの活動を「全て」追うようになり、その活動内容を可能な限りwikiに記録していった。この時にはもう「にじさんじ非公式wiki内のコラボ個別ページの中でも一番閲覧数の多いページにしてやろう」と意気込んでいた。
ページを華やかにするためにアイデアを出した。特に我ながらよく思いついたと思っているのが、ページ上部の簡易設定のまとめだ。

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これが今こうなった。

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二人の関係性を示すものとして基本的な設定の比較は絶対に避けられないと感じた。特に身長差。だから書いた。すると、

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いつの間にかチューリップ組のページに運用されていた。

チューリップ組のファンと思しき編者もだいぶ熱心なようで、見つけたときはニヤリとしてしまった。一部のページに作ったものが他のページにも伝播していくのを見ると、まさしくwikiだなと一人で楽しくなってしまった。

そうして書いてきたページが健屋さんのツイート以来、コメント欄でも「非公式wikiを見てね」という書き込みを見かけるようになった。
自分が書き続けてきたものがここまで読まれてきたのかと思うととても嬉しいし、決して無駄じゃなかったんだと思うと書いてきてよかったと健屋さんのツイートを見返して、しみじみ実感した。

まだ前置き

私がにじさんじ非公式wikiの編集を始めたのは2018年末頃、まだ19年組がデビューしていない頃だったと思う。
wikiコンテンツも今ほど充実しておらず、編集の相談は全てzawazawaという編集チャットに集約されていた。
19年組がデビューして、ライバーが増えるにつれ、更新頻度も増えてきて、相談内容が編集チャットだけで収まらず運営管理掲示板にまで及んできて、話題がごちゃごちゃになって収拾がつかなくなっていた。
「他のwikiではどうしてるんだろう?」と当時私がお世話になっていたMabinogi wikiを見た。
編者向けのページは見たことがなく、初めて編集談義のページの存在を知った。話題ごとに見出しが作成されており、Mabinogi wikiでは議論こそ滞っているものが多かったが、こうしたページが当時のにじさんじ非公式wikiに必要だと思った。
そして「そろそろ話題分けしないとマズくないか?」と現在の編集談義のページを提案した。
提案が通り、運営管理掲示板はその名の通り運営への連絡場所としての機能を再開し、今の編集談義のページに至っている。


ライバー個別ページの顔アイコン周りの整備も提案した。

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これが

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こうなった。

これも他のwikiを参考にした。ホロライブ非公式wikiだ。

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上のように当初は左カラム顔アイコン、右カラムにリンクを置いたものを提案したが、wikiwiki(にじさんじ非公式wikiが属する無料レンタルwikiサービスの名称)では横に長い表はスマホで見ると読みにくいという弱点があり、今の形になった。
この提案が通りいざ実用され始めると、これがまた面白く、かなりアレンジが効く結果となった。

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このWindows風表記も最初お遊びで書いてみると、色々な人が面白がってくれたのか、より現物に近づけようと試行錯誤が重ねられてこうなった。
他のライバーでもいろいろ面白いデザインにしてくれていて、提案してよかったなと一人でニヤニヤしている。ありがとうホロライブ非公式wiki。

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ついでに白状するとアルスの顔アイコンをデカくしたのは私の仕業。反省はしているけど後悔はしていない。

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本題

(ここからは個人的な意見が含まれます。いち編者の意見としてお読みください。)

要点
・思いついたことはどんどん提案しよう
・編者、足りん
・私の編集のスタンス

ここまで読んできたら、wikiコミュニティにおいて「提案する」ということが大事であるということが伝わっただろうか。良いと思った、wikiでも転用できそうなアイデアは試し書きし他の編者に見てもらうことでより良いものになっていく。匿名コミュニティだからこそアイデアを出しやすい、そして出たアイデアに対して意見を出しやすい環境だと思う。

wikiは編者の数だけ内容が変化していくもので、時には編者同士で意見がぶつかることもある(編集合戦)。特にwiki内コンテンツ全体に影響を及ぼしかねる重大な要素については編集アンケートが取られた。

一方で編集談義で提案したアイデアに全くレスポンスが付かないものも多々見受けられる。それはやはり客観的に見たら魅力的なアイデアではなかったものかもしれない。特に現状の記述を変えるまでもないような「どちらでもいい」意見については編者から反応を貰いにくい印象だ。良いと思った意見なら積極的になり、ダメならそれなりの反論を返しやすいが、「どちらでもいい」ものは謂わば「考えるだけ無駄」と思われやすい。
ただし、いくら待っても編集談義にレスポンスが無いとしてもそれは「反論が無い」ということでもあり、べつに編集談義に相談するまでもなく編集して差し支えない、小規模な編集で済むものと思われるものも多い。他の編者の受け売りだが、小規模な編集の相談なら「どんどん編集していっていい。それに対し他の編者が否と思われるなら差し戻すでしょうし、そこで編集合戦になりそうなら編集談義を使えばいい。それがwikiの本質だ」と私も思う。

だから、どんどん編集していって欲しい。自分の記述が間違っていないかと怖くても、きっと誰かが正してくれるしその程度のマンパワーならにじさんじ非公式wikiにはあるはずだ。
何より、出したアイデアや記述が多くの人に読まれるのは編者冥利に尽きる。特に自分の推しに読まれるようなものなら天にも昇る気分だ。冒頭の健屋さんのツイートを見て舞い上がり、匿名性を忘れてついリプライを送ってしまった。
編集しようとしてもどこから編集したらいいか分からない人向けのページもちゃんとある。個人的にはまだ少しごちゃごちゃしているように見えるが、初心者向けのページとなっていることと思う。

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一方。

たった今「その程度のマンパワーならにじさんじ非公式wikiにはあるはずだ。」と書いたばかりだが、まだ非公式wikiには編者が不足しているという面もある。それもそのはず、にじさんじはどんどん拡大し続けている。その度に編集しなければならないページも増えると、自ずと編者不足に陥る。
最近は非公式wikiトップの配信予定表に記述漏れが出始めてきた。当然あの表も人力で補完されているため、特にゲリラ配信なんかはいつから.linkにも表示されないので、それを書く編者が居ないとそのままだ。なので予定表の編者募集に「あなたの推しの1配信だけでも、情報を更新していただけると非常に助かります!!!」と書いているのは、つまりそういうことだ。

wiki荒らし対応ももちろん人力だ。メニューバー最下部に最新変更されたページが15件まで表示されるようになっているが、それで荒らしを見つければすぐ差し戻せるかもしれない。ただし、それを見逃して閲覧数の少ないページをひっそり変えられるようなものなら気付かれにくく、ずっとそのままになっていることもあるかもしれない。

にじさんじ性癖コンビのページにも心配事がある。私のブラウザには常時固定ページ化しており常に見ているとは言え、寝ている間に荒らされようものならそれを差し戻せる編者が居ないと対応できない。記事の大半を私が書いているということは、編集できる者もあまり居ないのではないかという心配だ。
ただ、健屋さんのツイートを見てページを見てくれる人が増えたのなら、もしかしたらこれを機に編者が増えるといいなと淡い希望を持っている。その補足になれば、とこのnoteを書こうと思った。
どうかすこや患者や小人駄犬の皆にも健屋さんと巴さんのページの編集にどんどん携わるようになって欲しい。特に巴さんのファンにはSS書きが多い印象で、テキストを書くことに長けていることと思う。巴さんのエピソード欄の記述もどんどん増やしていっているが、まだ他のライバーのページと比べると少ない方だ。そこをどんどん書いていって欲しい。愛があれば書いちゃいけないことなどあんまり無いのだから。

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もうひとつ心配事として、ページの記述は編者の主観になりがちということ。たまにwikiに編者の感想が書かれることがあるが、それはライバー本人に自分の口で届けてほしいものだ。きっとその方がライバーの活動モチベーション向上に繋がるだろう。
wikiの本質はあくまで記録するための場所だ。ジャーナリズムだとか難しいことを考えずに編集できる場所でもあるが、そこに主観が入ると閲覧者の読む気をなくしかねないし、記述内容が偏向されやすい(我々がニュース番組でよく知っているように)。だから私の編集スタンスとして、なるべく「事実だけを書く」こととしている。きっとそれが客観的になれるし、おかげで面白い書き方が思い浮かぶこともある。

またライバーの言葉のニュアンス一つ一つにも聞いた人によって解釈が別れることもあるだろう。ライバーがわざと曖昧な表現にしていることもあるが、解釈が別れてしまうとまた編集合戦が起きてしまう。それは起きてしまったその時の対応にもよるが、解釈が別れやすい記述は「敢えて書かない」「ぼかした表現のままにする」という選択も必要になってくる。そういうときに私はなるべくライバーの言葉そのものを書くようにする。
「気をつけよう!」というページがあるが、これこそ編者だけでなく閲覧者によって解釈が別れやすいページだ。

だからこのページの編集方針として、「各ライバーがリスナーへ「これは守って欲しい」「こういうコメントはやめて欲しい」といったことをTwitterや配信中などで明言していたことをまとめているページです。個人の主観によるものは書き込まないようお願いします。」としている。

極端な話、「主観交えて書くよりもライバー自身の言葉で書いた方が説得力あるよね」ということ。それに、このページに関してはライバー自身の言葉で書いた方が記述を考えずに済むし反感を買わずに済むというメリットもある。
なのでwikiに関しては客観的な立場で記述していくべきだと思っているが、編者は私一人だけじゃないのでどこかで誰かの主観が混ざっていることもあるだろう。ただ見つけたとしても厳密にチェックし過ぎるとそれを書いた人の書く気をなくしてしまうという編集障害にもなりうるのも確かなので、明らかに事実と違うなどで記述すべきでない理由が無い限りそのままにしておくこともある。難しいところだが、こうした多様性を楽しむのもwikiの面白いところだと思う。

ただ、主観になりがちというのは当然自分が見聞きしたことしか書けないということでもあり、配信で聞き逃した部分は当然アーカイブを見返したりはしない限り書けないわけで。

そのためには何が必要か?ここまで何度でも書いてきたのでそろそろお分かりかと思う。

編者だ。




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