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「今日のパートナー」 死にたいと口にした人へ

私がパートナーと暮らしはじめてから、
私たちは何度も「死」について話してきた。
軽々しく「死にたい」と口にするものではない言葉だが、
パートナーは、幼いころからずっと、虐待を受け、
死について考えてきたのだ。
もしいま死んだら周りがどうなるかも考えるし、
死んだあとの自分がどうなるかを考える機会はいくらでもあった。

「どうして死にたいと思うのか?」という問いに対して、
その「どうして」のところを答えるのは、とても難しい。
どうしてそういう環境に育ったのか、そもそもそんな発想に至ったのかは、
説明できそうだけれど、
「どうして生きるのか?」にも似たような答えだ。

私は生まれたからには、死ぬ。
どんな風に生きることを考えるのが尊くて、どんな風に死にたいかを考えることが忌み嫌われることは、どうしても納得はできない。

いまのところ、私にとっての死というものは、
他人の命を奪ってはいけないように、
自ら死ぬようなことはいけないという禁則事項であるようだ。
幼いころ、私の母親が「あなたのために、私はどんな願いでも叶えてあげたいけれど、死ぬことだけはできない」という金色の楔が刺さって抜けない。
私は親孝行に生きる、母がそうしたように、決して自分から命を絶たない。
大切な人が死ぬとき、涙は流れるかもしれないが、悲哀の気持ちに沈まないようにしたい。
あなたとの出会いに感謝を述べるとともに、さよならとは言わないでいたい。

いま生きている私は、あなたが想像している以上に根っこが深い。
あなたに見えているからだの何倍もの大きさの根っこが、存在している。
私を友だちと認めてくれるなら、私はあなたの居場所になろう。
つまり、その、覚悟をしておいてください。
私が生きているうちは、私はあなたのこと忘れないということを。

それにしても、たくさんの死のニュースを見かける。
いのちは限りあるものだけれど、この文字は時間と場所を超えていく。

きょうもnoteを読んでくれてありがとうござます。
大切な人がなくなっても、思い出が温めてくれるそんな幸せもあります。

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