見出し画像

今を生きる。コロナで見えるネパール人の強み2

昨日の内容から、さらに気づいたことを書き足したいと思います。なぜ、このような状況になると、ネパール人は強いのか。昨日は神様に守られているという安心感と書きました。その大きな信心があることが強さの秘密であることは間違いありません。

でも、さらにそのことを考えてみています。世界中が動きを止めている今こそ、このことは何かの示唆を与えてくれるように思うからです。まあ、始めたばかりのnote、徒然なるままにLet's 実践ということで!

ところで、今日はネパールの新年。Happy New Year 2077!とメッセージをくれたネパール人の友人に、こういう時になぜネパール人は落ち着いて居られるのかを聞いてみました。(日本で仕事して30年以上ではありますが)

彼曰く、「計画的に生きていないからかな〜。祭り以外は」

そして、「基本的に家族といるのが好き」

だそうです。(笑)  納得!その的を得た答えにはウケました。

でも、「本当に命と家族ほど大事な存在はないのでね。」「今は我慢して、頑張るしかないですね。みんなの為」と本当に強くて優しい。

そして強さは余裕を生む。こんな時に沢山のジョークが出回るのはネパールの特徴です。下記、友人にシェアしてもらいました。


画像1

画像2

下は、「家にばかり!」「家に居ろ!」です。それなりに楽しんでる。本当は大変だけどね。ということです。

こういう時にシリアスになって批判する人が増える日本人、空気を読めと笑いを慎む日本人とは対照的だと思います。日本の生活習慣、社会の空気、日本人の倫理観、責任感を考えると、それは仕方がないと思います。

計画的に生きていないということは、裏を返せば責任感がないということで、ネパールあるあるの、納期の遅れや色々、ルーズな点でもあります。💦日本と一律に比較することはもちろんできないのは分かっています。

それでも!今守るべきものは命と家族。それ以外は失っても、それ以上大切なものはない。今を生きて今を笑う。究極な時に最小限に削ぎ落とすことができるのが、彼らの強みかもしれません。

ネパールの人たちの暮らしには、物質的にも食生活もシンプルで余計なものは多くありません。世界の秘境地なだけあって物質主義、消費社会がそれほど進んでいません。それは果たして貧しい国でしょうか?

いえ。全くその逆ですね。家族と居るだけで幸せを感じることのできるメンタルな安定感、逆境への強さは、私も学ぶべきことだと思いますし、本当に救われます。普段からコンパクトで今に集中する生き方をしているから可能なのだと思います。彼らの強みがわかると同時に、日本もこの先、元どおりにならなかったとしても、学ぶべきことは大いにあるような気がします。

そのネパールで、私は服を作っています。大規模な工場もなく、納期や生産性、コストなどの要素で世界中のアパレルから見向きもされないネパールで、伝統的な手仕事にこだわった生産体制を維持しています。

私も、かなりの変わり者ではあります。(笑)  その話はまたゆっくり。

とにかくこのコロナを乗り越えて、また仕事を再開した暁には、ネパールからのサステナブルなファッションを早く皆様にお届けしたいです!

生活。生産と消費のあり方、ネパールから学ぶべきこと。コロナは色々なことに気づかせてくれますね。さて、私も将来のために、読書!デザイン!頑張ろう。大好きな夫を独り占めするチャンスでもありますしね。(^_-) 






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?