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知れば知るほど過酷な韓国社会に思うこと

韓国語の勉強を始めて、それがきっかけで韓国の文化や社会について知ることも多くなった。

韓国は知れば知るほど魅力的な国であり、過酷な文化・社会があるなと感じる。

日本でも生きにくさを感じている人はたくさんいるし、日本社会や世間体を気にする日本人の生き方に疲弊している人も多いと思う。

それでも日本はずいぶん、昔と比べて選択肢が増えたし、世間体を気にせず自分のやりたいことを貫いて社会とは外れた生き方をする人が増えたと思う。

私も世間体を気にしていたら、今のような生き方は出来なかったと思うし、そうなるともっと生きにくさを感じていたことだろうと思う。

40過ぎて、独身で、子供もいなくて、定職にもついていなくて、BTSが好きで、実生活に直接結びつかない韓国語を勉強していて。

こんな生き方をしているけど、両親は私に結婚しろとも就職しろとも言ってこないし、私とは正反対にコツコツ努力を積み重ねてそれなりの地位を築いてきた姉も、好きなことをやっている私を批判するどころか応援してくれている。

もし私が韓国で生まれて韓国社会で生きていたら…

多分、こんな生き方はなかなか出来なかっただろう。

韓国は日本以上に世間体を気にし、学歴がものをいう社会だ。
高卒の私なんて、鼻で笑われるかもしれない。

韓国ドラマを観ると、学生は夜遅くまで勉強している。
日本のように、授業の後に部活を楽しむなんて光景は見たことがない。

いい大学に入るために一生懸命勉強をして、
いい会社に入るために一生懸命就活をして、
地位を築くために一生懸命働いて、

一体、いつになったらホッと一息つけるのだろう?
最終的なゴールはどこなんだろう?

幸せになるために10代の頃から頑張っているのに、大人になって幸せを手に入れた人はどれだけいるのだろうか?

韓国の学生の多くは、日本のスポーツもののアニメを見て、「部活」に憧れるらしい。確かにスポーツアニメには「青春」がぎゅっと詰まっている。でも、韓国の学生は勉強ばかりしていて、「青春」をあまり謳歌できてないのではないだろうか?

私が高校生の頃は部活はやってなかったけど、学校が終わった後は友達と買い物に行ったりカラオケに行ったりと、勉強なんかちっともせずに遊んでばかりいた。

大学受験もせずにフリーターになった私だけど、日本社会で生きていくのに苦労したことは、正直ない。

29歳までフリーターをやっていた私でも30代でちゃんと就職出来たし、高卒の私でも35歳で大手外資系企業に就職出来た。(仕事内容がハードすぎてすぐに辞めたんだけども)

そんな私だから言えることは、

そんなに頑張らなくても幸せは手に入れられる

ということだ。

韓国でもこのようなエッセイが今、すごく人気となっている。

学歴社会、競争社会に疲れた韓国人はみな、休息・充電・癒やしを求めているのだろう。それらを求めて来日する人も少なくないらしい。

私は韓国が好きだし、韓国の人にも幸せになってほしい。

もちろん、日本も好きなんだけど、こうやって韓国に興味を持ったのにも何か理由があるのかもしれないし、縁があるのかもしれない。

だから私は韓国語を一生懸命勉強して、韓国の人に少しでも幸せを届けられる何かがしたいと思っている。

どこかにいる誰かのために、少しでもお役に立てると嬉しいです☆