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ゲームプランナーとして働く前にやっておくと良いこと

はじめまして。
仕様です。(@shiyoumasayume)という名前でSNSをやっている、ゲームプランナーです。

普段はコンシューマー向けタイトルの開発メンバーとして遊びを考えたり、ふわっとしたコンセプトからゲームデザインする役割を請け負ったりしています。

今日は採用活動中や面接を受けてくれた学生さんによく聞かれる、プランナーとして内定を受けた後にやっておくと良いことについてお伝えします。

1.学生時代にしかできないことをとにかくやってほしい

具体的に内定先の企業から求められるものがあればそれを。それ以外で重要だと思うのは、学生時代にしかできない遊びや旅行などをしっかり満喫してほしいということです。

プランナーの仕事上のスキルというのは入社後からでも十分身につく、というより仕様の発注などコミュニケーションを要し1人で完結する仕事ではないので、実際に働くまで体験することが難しいのです。

それを断片的に吸い上げようとするより、学生時代にしかできないことをたくさん経験してください。プランナーの仕事にはアンテナを広く持ち様々な体験をしていることが役立ちます。とにかく遊びほうけてください。

ちなみに、弊社は入社前の課題など一切出しておらず、上記の内容をほとんどそのまま伝えています。

お互いに都合や希望が合えば、アルバイトとしてプロジェクトの手伝いをしてもらうこともありますが、優先度としては学生時代をまっとうするということのほうが遥かに高いです。

2.そんなこと言っても早くスキルを身に着けたい人

気持ちはわかります。特に僕は経済学部の学生でしたので、専門学校に通っているような人と比較して自分の知識やスキルのなさに懸念を持っており、上にあるようなことを僕が言われた時もかなり戸惑いました。(今にして思えば本当に言われたとおりのことをしてるだけで十分だったのですが)

例えば大卒と専門学校卒のプランナーが同期として入社することがあるとして、たしかにそこには知識や経験の差があるのですが、それ以上に入社後似身につく実務経験の方が衝撃としては大きく、専門学校に通ってない側が危機感を覚える必要はありません。(専門学校で習うことに意味がないということではありません)

とはいえ。様々な体験をすることの重要性を理解してもらった上で、ゲームプランナーとして円滑に仕事を進めるための訓練になるようなことをいくつか書いてみようと思います。

3.何故面白いと感じるのかの言語化をしてみる

自分が面白いと感じる趣味や体験について、その感情がどこから来ているのかを言葉にしてみるのはとても重要です。

プランナーは遊びを作る仕事ですが、その本質は体験をデザインし狙った感情をユーザーに抱かせることです。

自分を実例にして感情の由来を明確にすることで、自分が遊びを考えるときにその再現や応用がしやすくなります。

4.色々なゲームをプレイする

遊びほうけるときに、せっかくならゲームをプレイしてみるのもおすすめです。これには様々なメリットがあります。

・他の社員との共通言語になる。
開発中にも○○のあの演出みたいな感じの…という参考例として他タイトルが取り上げられることがあります。その時に色々なゲームを遊んでいることは会話をスムーズにすすめるでしょう。

・先人の開発意図を読み取れる。
リリースされたゲームは参考になる部分が多いです。特にUIなどはそのゲームシステムや方針が一番反映される場所のひとつです。Youtubeなどにあがっている動画を見るだけではわからない部分も多いので、実際にプレイしてそこに込められた意図を感じるのは重要です。

それを更に言語化することで、自分の引き出しを増やすことができます。

まとめ

・内定をもらった後は学生時代にしかできないことを満喫する
・入社前の差より入社後に身につけるもののほうが遥かに大きい
・面白いと感じた体験を言語化してまとめる。
・ゲームをプレイして共通言語を増やし、先人の意図を分析する。

細々したおすすめはありますが、とにかく一番は学生時代にしかできない体験を多くすることです。脳内で考えたものを吐き出して仕事をしていくので、引き出しの多さはそのままプランナーとしての戦闘力になります。

以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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書いた人
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