メンタルコーチング

試合の短い時間で全てが決まるアスリートが目指す「ゾーン」は、パフォーマーにもある。

昨夜のNHK「逆転人生」をみて俄然スポーツ心理学に興味をもったので、さっそくジュンク堂へ。いろいろな本を漁っていたら面白そうな1冊を見つけた。
あのクレージーなエアレースでチャンピオンとなり時の人となった室屋氏が、じつはメンタル面で長年教えを乞うていた白石氏と書いた本。
本は、室屋氏が白石氏と出会うところから始まり、その白石氏がなぜアスリートへのメンタルコーチとなったのか、も並行して語られる。

パフォーマーもメンタルや生活にトラブルを抱えているとそれが必ず演技に出る。特にコメディを演じる者は気をつけなければ、「笑い」ではなく「毒」になってしまう。

興味深いのは、白石氏のメンタルコーチングは西洋のスポーツ心理学に東洋のヨーガがミックスされたメソッドで、しかも密教に繋がるヨーガの教義まで踏み込み、「万事塞翁が馬」の高次元の精神がアスリートの最高パフォーマンス状態=「ゾーン」に繋がる、と考えている事。

この不条理に満ちた状況が連続して起こるコロナ時代、自分のメンタルはこれからも大丈夫、なんて誰も言い切ることは出来ないと思う。
1ページ毎に、深く共感しながら、じっくりと読んでいる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?