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ビーコル2019-20シーズンを勝手に振り返るの巻 ④(最終回) ~海賊よ勇敢であれ~

キヨウケンです。諸般の事情でシリーズ最終稿のリリースが大変遅くなりました。既に来季体制が見えつつある状況にありますが、締めまではやり抜こうと思います。

ここまでつらつらと書いてきましたが、言いたいことは1つだけなのです。

2019-20シーズンの横浜ビー・コルセアーズは、自ら掲げたスローガン「Be Courageous」の通り、実に勇敢でした。

昨シーズン以前からの宿題はもとより、シーズン途中に生じた問題も数多く波は常に高く険しくありました。戦績も業績もおそらく思い描いたものとは違ったはずですし、その結果に誰しも満足はしていないでしょう。
しかしその中で選手、現場スタッフ、フロントのそれぞれが役割を自覚して、互いを助け合いながら戦い抜いたのが、今シーズンの姿だったと私には映りました。そして、その過程において過去数シーズンと比べて大きく改善されたのがコミュニケーションだったと感じています。
ゲーム中のベンチメンバーやスタッフの姿からも、チームの一体感が随分と見て取れるようになりました。そしてコミュニケーションに関して個人的に特筆したいのは、水野トレーナーのツイートです。ある時期以降から、選手のケアなどで大忙しなはずながらも毎ゲーム休むことなくチームと我々を繋いでくれた水野さんは、私にとっての今季MIPです。水野さんのおかげでチームを更に近くに感じられ、共に戦っている感覚はビーコル観戦史上最強まで高まりました。この場を借りて、本当にありがとうございました。
また、選手は様々な形でマインドを見せてくれました。川村退団後の凌や尚明の決意、メディアや地域/社会貢献での凌や翼のオフコートでの頑張りや、ウィルの外国籍選手へのサポートなど、仲間のため、チームのための献身ぶりを伝えるエピソードは枚挙にいとまがありません。
1人ひとりが自分のため、チームのために、地域のために、バスケ界のために、社会のために、奮闘してきた姿がここにある。これを就任当初から描き、伝えて、先頭に立って引っ張ったのが、社長1年目の植田さんだったと思うのです。
2019-20シーズンをカレイジャスに戦って残ったものは、クラブ全体でのマインド向上だった、と私は感じています。そのことが本当に嬉しくてたまりません。
後で振り返って、大きな転換点は今季だったとなるかもしれない。こういうチームは必ず強くなると信じています。もう強くならなきゃおかしいですよw

来季について、福田HCは退任し、ともに戦った何人かの選手の退団も報じられました。降格のないシーズン、観客動員はじめ収益面では厳しい局面が続くなど、きっとまた波高い航海となるはずです。
今シーズンを通じて、互いが助け合いながら前へ進むことの大事さを痛感しました。
ビーコルはこれから競技でも経営でも強くなります。その覚悟で編成してると感じています。我々にできることは目一杯応援することを通じて、地域や未来のスポンサー、バスケ界にビーコルをポジティブに広めていくことにあると考えます。
我々も既にビーコルの一部です。これからもビーコルと共にある日々を楽しんでいきたいです。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。


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