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職人探訪

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漆琳堂8代目当主 内田徹が、越前漆器のつくり手を訪ねながら、ものづくりへの想いをインタビューします。
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2020年11月の記事一覧

【職人探訪vol.2】新しい技術や素材を取り入れ、進化し続ける下地の職人・森田清照さん

【職人探訪vol.2】新しい技術や素材を取り入れ、進化し続ける下地の職人・森田清照さん

こんにちは。漆琳堂8代目当主、内田徹です。
越前漆器を支える職人たちを訪ねる「職人探訪」。

第2回目は越前漆器のなかでも角もの(お盆や重箱)の「下地」を手がけている森田清照(もりた・きよてる)さんをご紹介します。

下地とは木地の状態を整えて補強し、漆を塗れる状態にすること。
あまり知られていないかもしれませんが、堅牢な漆器をつくるためには欠かせない大変重要な工程でもあります。

下地では、木地

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【職人探訪vol.1】どんなものにも描く緻密な技術。産地の第一線で活躍する蒔絵師・森田昌敏さん

【職人探訪vol.1】どんなものにも描く緻密な技術。産地の第一線で活躍する蒔絵師・森田昌敏さん

こんにちは。漆琳堂8代目当主、内田徹です。

越前漆器を支える職人たちを訪ねる「職人探訪」。
第1回目は越前漆器の産地、福井県鯖江市河和田(かわだ)地区の蒔絵師で伝統工芸士でもある森田昌敏(もりた・まさとし)さんをご紹介します。

蒔絵とは、漆器の表面に漆で絵や模様を描き、その上に金や銀の粉を蒔いて研ぎ磨いたもの。

漆琳堂が塗りを手がけた椀の蒔絵も、森田さんにお願いすることが多いのですが、どんな

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