男 女 男「夢を見た。それはずっと昔の、思い出のような夢だった。僕は壁相手にひとりでキャッチボールをしていてそうしながら、何か別のことを考えていた。そしたらボールを取り損ねて。コロコロと転がっていったその先に同い年くらいの女の子がいた。暗くて、静かな目をしてた。女の子はそのボールをひろい、僕に投げ返してくれた。 ぼくは何かを言いかけたのだけど。 ちょうど５時のチャイムが鳴って。 もう帰らなきゃいけなかったから。 「またね」と言ってその場を去った。」 女「エレベーターを待っ
劇団どろんこプロレスpresents普通の演劇 「遠い窓に居る」 構成・演出 うんこ太郎 僕らは７月に劇場公演を打つ予定でした。４月頃、なんかいろんな劇団が中止になって、そのお知らせみたいなのが、うん、そりゃもちろん色々苦渋の決断みたいなのがあったり、予約してくれた方がすでにいたりして、それぞれ、そういう声明みたいなのを出さなきゃいけない事情があるだろうけど。なんか、だんだんと、そのお知らせも見飽きてきて、へいへいという感じになってきて、え、ていうか、別に公演やるって知
ずっと昔に書いた台本です。 『SHITMAN~Othello~』 王子小劇場でガチゲキというイベントにで出たときのもの。王子じゃー！戦うぞー！とかなり気合いが入っていた。はじめてシェイクスピアというものに触れて、やっとこさ「オセロは俺じゃねーか」と面白さが分かったやつ。このときにガチゲキに日本のラジオも出てて、はじめて日本のラジオに触れて、キャーキャー言っていた。思い出深い作品だ。ガチゲキの講評だか、審査員だか、の人を探すために、奔走して、そのとき、いろんな人と出会ったり
