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仕立屋とデコ屋敷本家・大黒屋

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2016年師走、プロジェクトは福島県郡山にあるデコ屋敷大黒屋から始まった。半年をかけた一着の作業着づくりと弟子入りから、仕立屋が見てきた二十一代目本家大黒屋の本音をお伝えします!
運営しているクリエイター

#張子

金髪オンナの里帰り in デコ屋敷 大黒屋

2018,8,27〜28 ユカリ 久しぶりに記事を書くような気がする... この夏、仕立屋に武者修行(インターン)に来ているKAZUが 記事を「職人のリレー」を執筆している為、 わたくし、書いておりませんでした。 というのは、表向きで、 蚕の記事がひと段落してしまった為 ただの燃え尽き症候群です。 そんなあたしの8月は 各所巡業に行ってネタ集め&布教活動に勤しんでおりました。 おおおおおおおお!!! 今がチャンスだっ!! 大黒屋に行こうっ! ということで 大黒屋当主

二十一代目・橋本彰一との出会い

あまり長い文章を書くと、読む方も書く方も大変なので、 なるべく端的な文を・・・と書いているこの文が無駄ですね。 スタートばかりした、デコ屋敷本家大黒屋での弟子入りストーリー。 そもそも、そんな職人との出会いは?! 私ら仕立屋と職人は、伝統工芸とは縁もゆかりもなく生きてきた。 (プロフィールはこちら) キッカケは、メンバーの石井がロンドンから本帰国してすぐに、 ふらふらしながらアーティスト・イン・レジデンスに参加したこと。 舞台は郡山市。居候先がこのデコ屋敷大黒屋だった。

大黒屋プロローグ

2016年、残すところ10日ほどに迫った師走に、 仕立屋はだだっ広い古民家にいた。 周りは星以外何も見えない。ここはデコ屋敷大黒屋。 居間のありとあらゆる所からダルマがこちらを睨んでいる。 この日から大黒屋二十一代目のもと、弟子入りが始まった。 張って子が生まれる=張子 急ですが、みなさんだるまってどうやって作られているか知っていますか? というか、だるまって手で持ったことありますか? 今ではなかなか自宅にだるま置いているお家って多くないと思うので、 なじみが薄くなっ