精神のバッテリーについて

辛いことはもちろんだが、楽しいことでも習慣から逸脱した行為であれば精神を摩耗させる場合があると思っている。

例えば、久しく会っていない友人と会い、どこか行ったことのない場所へ出かけるとしよう。それはまさに非日常で、ワクワクしてとても楽しいはずだ。きっと思い出にも残るだろう。

しかし、私は翌日には精神的に疲れているのだ。なぜなら、毎日のルーティンとは異なるから。

人間は毎日同じことをしていると飽きがきて、ついつい非日常を求めたくなる。確かにそれは自分の可能性を広げるためにも効果的であると思う。

ただ、当たり前の日常というのは退屈であっても精神のバッテリーを充電してくれる。

最近慌ただしい日々を送っており、多くの人に直接会うことがあったり、新しいことを始めたりと環境が変わりつつある。それらは楽しいことであり、人生の糧になるようなことなのだが、精神的に疲れている自分を実感してしまった。

そこで改めて退屈な日常の効能を確認したのである。
昨日も今日も明日も同じ。
あまりにも退屈な響きしかない存在だが、それこそが私達人間の精神を満たしてくれるのだ。
私はそんなありふれた日常を大切にしたい。

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