見出し画像

性別を持たない。

小学5年生くらいまでのわたしは、ザ・女の子でした。

しかしその後、ザ・女の子だとクラスでおちゃらけてみても何故か男子ほどにはウケないし、仲良くできる人の範囲も狭まってつまらないと感じたのか、中性的な人間を目指していきました。
今思うと、面白く生きるためのしたたかな作戦だったのだと思います。

好きな色も、赤でも青でもなく黄色が好きになり、自分自身のことを私ではなく「自分」と呼ぶようになりました。
私と言ってしまうと、女が強調されるようで嫌だった。

絵を描く時も、女である自分が、女性的な絵を描くことがとてもダサいと思っていました。
だから、少女漫画のようなかわいい絵は絶対に描かなかった。

なぜだろう?とずっと考えていることがあります。
女が女として仕事をすると、途端に女性という枠での仕事や市場になりがちなこと。
ピンクとかふわふわとかお花とか繊細だとか・・・

それと、国民的キャラクターの性別に男が多いことが不思議です。
または、男であっても女であっても、性別不明な容姿や性格のキャラクターが目立つ。

それに、それに。
ジブリアニメの主人公には女が多いけれど、どのキャラクターも男性的な面を持った女性達が描かれているようにみえます。

こんなことを考えているわたしは変なのかもしれないと思っていたけれど、明言している人が居ました。
桐島洋子著の「聡明な女は料理がうまい」という本の文中に〝料理をする女は男性的で大胆であれ〟というような言葉がありました。
よかったあ。だよね!

今のわたしはというと、自分のことを私と呼ぶようになり、好きな色は紫色に変わりました。色相環でみると、紫色は黄色の真逆をゆく色です。
はて、この変化は?

面白く生きる作戦の次は、どう生きていくつもりなんだろう。
それは、開けてみてからのお愉しみ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?