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大手メーカーで活躍する文系社員とは? 三菱重工の人事担当者に聞いてみた

就活生の3人に1人が「入社後に活躍できるか」という不安を感じているようです。

特に文系の学生にとっては、理系のイメージが強いメーカー企業での仕事や、そこで活躍している人の特徴については理解できていないところが多いかと思います。

そこで今回は、三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)の加藤さん、子会社である三菱パワー株式会社の福原さんをお招きして話を聞いてみました!

メーカーに興味ある人もそうでない人も、改めてメーカーでのキャリアを考えるのに参考にしてみてください!


今回のインタビュアー

Y.Yさん(早稲田大学 学部3年生 女性)

M.Kさん(同志社大学 学部3年生 男性)


三菱重工のイメージは?

M.Kさん:大きなものから小さなものまで作っているイメージです!

Y.Yさん:私も同じです。三菱という名前がついているので、いわゆる大手で組織として大きなイメージもあります。

加藤さん:そうですね。 私たち三菱重工は陸、海、空、そして宇宙まで幅広い領域から、みなさんの生活基盤を支えているB to Bメーカーです。

例えば、みなさんが使う電気は電力会社さんから買っていると思いますが、その電力会社さんの発電所を建設したり、

毎日スマホで何気なくGPS機能を利用していると思いますが、GPS機能に必要な衛生を宇宙に運ぶロケットを作ったり、

みなさんが普段触れるものの、もう一歩手前で生活の基盤を作るのが私達の役割になっています。

最近の話題では、はやぶさ2が小惑星から帰還しましたが、このはやぶさ2の打ち上げには三菱重工のロケットが使われました!

三菱重工1


文系社員の職種としてはどのようなものがあるのでしょうか?

文系学生が活躍する職種は主に6つあり、営業、資材調達、財務、法務、人事、総務などがあります。

例えば、営業ではお客様が抱えている課題の解決策を提案したり、お客様のご要望に対して応えることができるか検討を行います。

資材調達では、より良い部品や材料を安く仕入れて提案する仕事です。良いものを国内だけではなく、世界に目を向けて探しにいきます。


M.K:より具体的な働き方のイメージを教えていただけますか?

福原さん:例えば、発電施設の建設において、営業では、受注営業と受注後の営業に役割が分かれています。

受注営業は案件の調査や技術部門と一緒にお客様のご要望をお聞きしたり、契約交渉を行い案件の受注に繋げる仕事を行います。一方で、受注後の営業は建設が完了するまで、お客様の様々なご要望をお聞きしたり、技術部門や、資材調達部門など社内外との調整を行います。

発電施設はお客様に引き渡してから、20~30年と長期間稼働しますので、メンテナンスにも力を入れています。

また、最近では、施設の建設といったハードの部分だけでなく、AIやIoTサービスを使い、発電施設の運用効率を上げるようなソフトな部分も一緒に提供していくことで、三菱重工の製品の価値を高めていっています。


Y.Y:資材調達とかはメーカーならではで面白そうだなと感じました。ところで、文系学生に求めていることは何でしょうか。

福原さん:マインドとしては、人やプロジェクトを束ねていこうという気概のある人だと思います。一般的に言われるコミュニケーションスキルの基礎があれば良いですね。

プロジェクトは長期にわたることが多く、お客様や社内、取引先など多数の関係者がいます。こういった関係者をプロジェクト完遂に向けて束ねていくことは大変な仕事ですが、その分やりがいもあります!

加藤さん:若い時から任せてもらえることが多いので、自ら動いて課題を発見する能力と課題解決力は求める能力ではありますね。年功序列のイメージが強いかもしれませんが、若手の提案はしっかりと耳を傾けてくれる社風と環境があります!


M.K:三菱重工の志望者は多そうですが、どこに魅力を感じてくる学生が多いのでしょうか?

福原さん:やはり人々の生活、社会を支えたいという考えをもった学生が多いですね。

Y.Y:三菱重工の魅力や、自分を成長させることができる点はどんなところにありますか?

加藤さん:上司との面談の機会を半期に一度設けていて、どのようなスキルを身につけたいか、どのような仕事がしたいのかなどを、相談しながら目標設定と振り返りができます。スキルの部分については、研修制度が充実しており、自ら学びたいことを学べる環境があるので、成長の方向もその大きさも自分次第でいくらでもできます。

福原さん:より具体的な話で言いますと、チームをまとめる力や、英語力、交渉力が身につきます。

先に述べたように、三菱重工だけでも8万人の社員がいて、大きなプロジェクトになるほど関係者は多くなりますが、その分チームをまとめてプロジェクトを遂行していく力が身に付きます。

国内外様々なプロジェクトがありますが、海外の仕事では英語で仕事をする場面が出てきます。私の経験としては、入社当時、資材調達を担当していたことがあるのですが、扱う製品を海外から買わなければならないことも多くありました。私自身は、英語は得意ではなかったのですが、海外の方々と打ち合わせをしたり、電話やメールをしたりする中で何とか語学力を身につけ、海外案件を多く任せてもらえるようになりました!


Y.Y:正直まだ不安がありまして。私は文系で英語にも、設計にも、IoTにも詳しいわけでもないので、活躍のイメージがまだわかなくて。

加藤さん:そうですよね。私自身、初任配属で営業担当だった特殊車両について詳しいはずもなく。笑

でも、新入社員1人ずつに指導員がついているので、サポートを受けながら安心して業務に取り組み、OJTで知識を得ることができます。提案などもしっかり聞いてもらえるので、自分の提案が実現できた時などは、とても達成感を感じましたね!

福原さん:みなさん同じような不安は持つかと思います。技術的なところはある程度知っていれば文系社員としては十分。ソフトスキルとして、先に述べた社内外を束ねる力や交渉力などを学んでいくことで活躍できる人材になれます!


最後に、三菱重工ならではの面白さとは

加藤さん:やはり、いろんな価値観の人を束ねてベストアンサーを導いていく、というのが特徴的であり、そのような環境で成長を感じつつ、人々の生活を支えているということを実感できるのが面白いところです!

福原さん:そうですね! 一つのプロジェクトは数年にも及ぶことがあり、製品をお客様に届けられたときには、やはりやりがいを感じます。それ以外にも、契約締結の瞬間とか、調達部品をしっかり納品できたりとか、それぞれのマイルストーンの中でやり遂げられた時にとてもやりがいを感じることができます。

また、最近では、持続可能な社会を目指していくといった世界的な風潮や政府の方針がありますが、そういったことに直接関係した製品を多く扱っているので、環境に配慮した仕事に携わることができます。それも陸、海、空、宇宙など幅広い領域で。何といってもここかなと思います!


後書き

三菱重工についてもう少し詳しく知りたい方は、以前にも三菱重工の歴史と事業領域についての記事を投稿していますので、こちらも合わせて読んでみてください!

「馴染みがないようで、意外と私たちに身近な存在? 三菱重工はこうして日本の経済を、そして私たちの生活を変えてきた!」(2020/08/06)https://note.com/shirucafe/n/n4cf3b181757b


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https://job.mynavi.jp/22/pc/corpinfo/displaySeminar/index?optNo=r23A6C&corpId=3001006
第2回 「次期成長分野」
https://job.mynavi.jp/22/pc/corpinfo/displaySeminar/index?optNo=OAslDC&corpId=3001006
第3回 「営業が語る三菱重工の魅力」
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第4回 「三菱重工での働き方」
https://job.mynavi.jp/22/pc/corpinfo/displaySeminar/index?optNo=fMpt-C&corpId=3001006


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