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“カスタマーマーケティング“を通じて、花王商品の価値を多くの消費者へ

華やかなイメージのあるマーケティングのお仕事。多くの人は、ブランドイメージの向上などを思い浮かべるのではないでしょうか?日用品・化粧品を取り扱う花王グループでは、ブランドマーケティングとは別に、お客様に商品を届ける「販売」を担う専門商社 “花王グループカスタマーマーケティング株式会社” (以下、KCMK)があります。販売のマーケティングという仕事のやりがい・強みについて、KCMKでご活躍される営業担当の新庄さんに、お話を伺いました!

プロフィール
新庄 邦章(しんしょう くにあき)さん
同志社大学を卒業し、新卒で花王グループカスタマーマーケティングに入社。現在4年目で営業をご担当。
笑顔の絶えない親しみやすい方で、取材ではたくさんの質問にも全て丁寧にご回答くださいました。


花王グループの売り上げを支えるKCMK


ー早速ですが、花王株式会社とKCMKの関係性は、どのようなものなのでしょうか?

新庄さん:
KCMKは、花王株式会社(以下、本社)グループ会社の株式会社カネボウ化粧品の製品を、小売業様を通じ、お客様に届ける販売部門という立ち位置です。商品の開発研究やブランドマーケティングを本社が担っているので、KCMKはその商品を「どう売るのか」を考え、売り上げ・利益を最大化するために取り組んでいます。また、業務を行う中で現場から聞こえてくる声を本社にあげるのも、KCMKの役割です。


ーKCMKとしてのミッションは、売り上げを上げることになるのでしょうか?

新庄さん:
花王グループとしての売り上げを上げることはもちろんですが、取引先である、スーパーやドラッグストアなどの小売業様の売り上げや利益に貢献することも心がけて仕事をしていますね。


ー業務内容について、具体的に教えていただけますか?

新庄さん:
はい。新商品の発売が決まると、本社から新商品情報が降りてきます。そして東京にあるKCMK本店で、この商品を小売業を通じどう売るのか、どのように売り場で価値をアピールするのかという販売戦略を立てます。この戦略を踏まえて、各小売業様に対して商品の売り方や陳列場所を商談する事が、KCMKの役割です。小売業様の戦略や小売店様それぞれの特性・地域性・客層に合わせて販売する商品をご提案しています。


ーKCMKのような商品の販売に特化したマーケティング部門は、他の日用品メーカーと比較しても珍しいですよね。どのようなメリットがあるのでしょうか。

新庄さん:
花王グループの製品について、取引先にしっかりと商品価値を伝えられることですね。一般的なメーカーの場合は、メーカーと流通小売業の間に卸売業が入るので、どうしても売り出す商品の優先順位がついてしまうんですね。花王グループの場合は、KCMKがメーカー販売機能と卸売機能を併せもっているので、花王グループとして直接小売業様に提案することができるので、商品の価値をしっかりお伝えすることができるんです。だからこそ販売マーケティングに特化したKCMKが必要なのです。

よきモノづくりにこだわる社風

ー自社製品の魅力を一番知っているからこそ、小売業の手に渡るまで自分たちで商品を届けることにこだわりを持たれているんですね。他に社内で大切にされている考えなどはありますか?

新庄さん:
まず、企業理念である『花王ウェイ』は、非常に社内に浸透していますね。“よきモノづくり”という信念に基づいて生まれた商品を世の中に広めることを本当に大切にしています。就活生の方はKCMKを調べる際、ぜひ花王ウェイの考え方を深く理解してほしいです。

そしてもう一つ、変化を先導するということです。今、小売業様も含めて世の中の状況が大きく変わっている中で、変化に対して遅れを取ってしまうと色々と取り返しがつかなくなることがあります。変化の先を見据えて、「さすがKCMK」と言われるような提案ができるようにと心がけています。

ーでは、日々の業務の中で難しいと感じる部分は何でしょうか?

新庄さん:
そうですね、日々難しいことの連続ではあるのですが…特に、自分の提案した商品が想定より売れていなかった時はショックですし、提案のどこが悪かったのだろうと考えますね。商品が売れていないということは小売業様の売り上げ・利益にも貢献できていないということになるので、責任は重いですね。

ーなるほど。営業のみなさんは、自社だけでなく取引先の売り上げ・利益のことも考えているんですね。お仕事のために、普段から意識されていることはありますか?

新庄さん:
職業病というか…出先にドラッグストアがあると、つい注目してしまいますね(笑)。どんな商品を並べているんだろう、どんな宣伝しているんだろうと気になって。他にも、他社メーカーさんの商品情報や自社商品の口コミはよく見ています。こういう口コミ情報は小売業様にお伝えすると喜んでくださるんですよね。何気ない情報からコミュニケーションが広がります。

ー日用品メーカーならではですね!新庄さんがお仕事の中で、もっともやりがいを感じる瞬間について教えてください。

新庄さん:
何より嬉しいのは、取引先の方からお褒めの言葉をいただいた時ですね。提案したことが小売業様の売り上げに繋がって喜んでいただけると、もっと頑張ろうと思えます。あとは、友達が花王グループの商品を使ってくれているのを見たり、この商品がいいという声を聞いたりするとやはり嬉しいです。日常生活に寄り添える仕事をしたいと就活時から考えていたので、KCMKを選んでよかったと実感できます。


就活時期は人生で唯一無二の貴重な時間

人の生活に寄り添える仕事がしたいと、衣食住に関するメーカーを中心に就職活動をしていたという新庄さん。これから自分のキャリアを切り開いていく学生のみなさん宛に、メッセージをいただきました。

ー最後に、学生のみなさんにメッセージをお願いいたします!

新庄さん:
自分の強みを活かせる会社をとことん知ること、たくさん悩むことが大切だと思います。長い人生の中で、企業側から就活生に対してアプローチしてもらえる時期は就活生の時だけなので、貴重な時間を大切に過ごしてくださいね。体調には気をつけて、自分のペースを大切にして頑張ってください!


ライター後記
ふと身の回りを見渡してみると、ビオレやニベアのクリームど、たくさんの花王グループ商品がありました。新庄さんのお話を通して、商品を自分たちの手でお客さんの手に届けるこだわりを強く感じました。その中で販売マーケティングという重要な役割を担うKCMK、興味を持った方はぜひこちらの企業ホームページをご覧ください!
https://www.kao.co.jp/employment/kcmk/


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