マガジンのカバー画像

noteで写真を使ってくださった記事💕ありがとうなノォ😊

1,163
運営しているクリエイター

#小説

掌握:「死」の香り

 建物に入った途端、建物を満たしている匂いが、久しぶりに嗅ぐ匂いだと思った。この匂いは、…

文学少女
1か月前
3

ねこのねこまわし(ねこの魔法)

猫さまの魔法の力は 叶えられないものは1つもないくらいの科学の力がございます(笑) 但し…

ショートショート_返却

冬の色というと、どうしても、雪の白を連想してしまう。今は既に12月も中旬。寒くてしかたない…

kojuro
4か月前
133

過去記事のご紹介8

なかなか新しい小説を投稿できる状況にありませんので、懐かしい記事をのせて、なかなか読み返…

秋谷りんこ
4か月前
29

サービスエリア、2:03 a.m.

夜行バスは徐にカーブを描き、停車する。音も無く灯された車内灯は、僅かな明かりではあった…

大月ユリコ
5か月前
2

ショート 「女狐カオナシちゃんの告白」

私はずっと、周りの男のたちの理想の姿で居続けようとしていた過去があります 誰かに、「君っ…

一緒にポッドキャスト撮りませんか?と言われた話

 全社会議でそう言ってくれた彼女は、僕と真逆の人間のように思えた。僕は黒縁メガネで髪も短いし、別に整った顔じゃない。服だけちょっと変わっててmark gonzalesを着ていた。   見た目はいわゆる陰キャ。web企業にソフトウェア開発者として入社した。  一方、話しかけてくれた女性はニコニコで、パーマの髪に塗られたジェルが光沢を放っていていた。服は全身真っ黒だが、全パーツが個性を持っており、よく似合っている。    見た目はいわゆる陽キャ。バンドとか好きそう。まあ、バンド

黒い雲のように。

そりゃそうだ。 この職場では、昔お笑い芸人をやっていたことを明かしていない。 恥ずかしいと…

大阪-中央公会堂-

二週間ぶりの2連休。 先週は個展をしていたんだ。 なんかもうはるか昔のことのようだ。 二週…

第九節 天狗

 ジャパンフットボールリーグという荒行と呼ぶに相応しい長きに渡る戦いが終了した。休息すら…

cerebaka
6か月前
2

【140字小説】タイパ

「本読むって、タイパ悪くない?」 電車で本を読んでいたら、友達に言われた。 「そうかな?好…

8

時間術大全

時間術大全 著者:ユーチューブ・Googleを勤めていた 人の時間を奪うことを目的としたプラット…

ショートショート「対話」

古代から現代に至るまで、この日本には、″神″がいる。この記述は、私が実際にこの国の″神″…

80′s
7か月前
11

クマドリトノウメン~カブキモノ②

早期退職を選択すると不動産を賃貸するにも何かと不便になる。  小説家に挑戦すると聞いた知人が「面白い場所に住むべきだ」と言って歌舞伎町のマンションを紹介してくれた。  コロナ禍の最盛期であり、殆どの店は開いていなかった。  小規模店舗にとっては濡れ手に粟の状態であったが、大規模なキャバクラやホストクラブは「止まると死ぬんじゃ~」の間寛平状態だった。  残念ながらどちらとも興味のなかった僕にとっては最悪の時期であった。  兎に角お店の数だけナンバーワンがおり、「